
Wikipediaの「スーパーファミコン」の項のたった1行、
「S-PPU1およびS-PPU2(生産途中からPPUのワンチップ化や、S-CPUとのワンチップ化もあり)
これが気になったのが発端で始まった、「ワンチップスーパーファミコン探し」
「スーパーファミコンの内部」、「続・スーパーファミコンの内部」と、4台3種の基盤を見てきましたが、ついに、目標にたどり着きました。

SNS-CPU-1CHIP-03
「1CHIP-01」と「1CHIP-02」の情報は見かけていましたが、「1CHIP-03」の情報はほとんど見つからず、「1CHIP-04」の情報は皆無なことから、最終型と推測されます。

基板上の印刷は「(C)1995 Nintendo SNS-CPU-1CHIP-03」。
前回記事の「SNS-CPU-APU-01」も1995表記のことから、1995年には最低でも4種の基盤が生産されていたと想像されます。

これが、自分「情報の根幹」としていたインターネット上の情報が誤っていたことを示す証拠。
末期生産の1CHIPですが、シリアルナンバーは「S」始まりの「MADE IN JAPAN」。
製造国で販売時期を断定出来ない証拠です。

「S-PPU」2個と「S-CPU」1つが1つのチップになり「S-CPUN」に。
何かの調整ネジとおもわれた「TC1」が空きパターンになっています。

カセットスロットから後ろ側には、「S-APU」が。
こちらは「APU-01」と同じチップのようです。
最後に、キャプチャー機器側の設定をまったくいじらずに、4種類の基盤の本体の表示を比較しました。

機器の経年劣化や、個体差の可能性があることをご了承ください。
SHVCとその他では色合いがまったく違うことに驚きました。
なんとなく、「1CHIP-03」のドットがはっきり描画されている気もしますが、アンチエイリシングを考えると「それがいい」とも言い切れ無い気もします。
さて、ここまで調べてきた中で、機器だけではなく、いろいろ推測できる点が出てきました。
それは、また別の機会にします。