「掲示板の書き込みは誰のものか」
インターネット黎明期より、多少の問題を孕んできたこの問題。
「インターネット」というものが、一部の人のお遊びだった頃だったらいいのでしょうが、「メディア」として幅を利かせていく中でさらに大きくなってきました。
去年から今年にかけて問題になってきたのが「2ちゃんねるまとめブログ」。
巨大掲示板群「2ちゃんねる」の書き込みをまとめたサイトのことなのですが、「誰かが書いた書き込み」で構成されるこれらのサイトが問題視され始めました。
こういう話になったのは初めてではなく、数年前にも一度、管理人が広告収入を明らかにした結果騒動となり、数サイトが閉鎖するということがありました。
去年ぐらいから、恣意的なコメントの抽出や、記事の内容が煽動的になってきたり、一部のサイトに関しては企業がかかわっているステルスマーケティングサイトなのでは?という疑惑が渦巻くようになっていました。
そんな疑惑があっても、Twitterでの拡散は止まらず、「よくつぶやかれている内容」として表示される「トレンド」こういったサイトの記事を元にした内容が毎日のように上がっていた時期がありました。
「大手」といわれた数サイトは、「2ちゃんねる」側から、名指しでの転載禁止を言い渡され、ニュース当を取り上げつつ煽動的なことをやるサイトになって行きました。
「他人の書き込みを使って儲けている」
「他人の書き込みを恣意的に抜き出している」
「特定の企業が絡んでいるようだ」
そんな不信感を覚える人は多いものの、Twitterでの拡散は今も起きていたりします。
「まとめブログが儲かる」といった風潮は少なからずあり、有象無象数多のサイトが出来たり、「まとめブログ向けテンプレート」を用意するレンタルブログも出来てきました。
そういった流れが、どうも「終わり」に向かいそうな感じが出てきました。
まとめブログを多く有している「livedoor Blog」や「FC2」に対し、「2ちゃんねる」側が、まとめブログに対して広告停止するという発表をしたそうな。(INTERNET Watch)
完全に「書き込みの商用利用」を封じる流れと成ってきていまして、加熱する「まとめサイト」も収束にむかうのかな?と思う次第です。
なんていうか、こういうのは「余りおおっぴらにならない」ぐらいが丁度いいんだと思うんだよね。
グレーゾーンなことをやっているのに、それがデカくなったらそりゃぁ疑問符も上がるよね。というお話でしたとさ。