子どもの遊びの定番「伝言ゲーム」。
聞いた内容をそのまま伝えるだけなのに、わずか数秒の間に記憶があやふやになって・・・というのを楽しむゲーム。
おそらく、誰もが1度ぐらいはやったことがあるでしょうし、いかに伝わらないかを身をもって学ぶ内容となっております。
それなのに、「知り合いから聞いた」とかいう話が平気にまかり通るTwitter。
公式発表や本人の発表は「裏がある」とか「まだ隠している」と信じないクセに、誰が言い出したか分からない発言は一生懸命拡散する。
ここいらが、Twitterを「バカ発見器」と揶揄される要因の一つな気がします。
今日見かけた真偽不明の拡散ツイートは、「ソフトバンクのCMに出ている北海道犬のカイくんが亡くなり、老衰と診断されてるけど獣医は過労死と言っている」と。
「ひそかに追悼式はした」という文言もついて延々と拡散され続けてます。
出所は、1名のツイート。
その後、その当人も「犬死亡説はほんとかなー?」とつぶやいている状況。
その一つが、拡散され、さらにはコピーされたりで延々と広がっている様子。
まぁ、当たり前ですが、否定情報もまったく出ない上に、「密かに行われた」という文言が「不誠実で叩きたい」って言う欲求を上手く煽ったんでしょうな。
でもって、コレを否定する内容もちょいちょい見かけるのですが、やっぱりパンチが弱いらしく、否定拡散にはなっておりません。
写真家が3月20日に撮影をしているという話。
2ちゃんねるの書き込みが一つだけで、ガセの可能性が高いという話。
ここいらは全然拡散されておりません。
一生懸命「それはガセです」と止めようとしている人も居るみたいですが、効果は薄い様子。
多分、どこかで公式な否定が無い限り止らないでしょうな。
インターネットが無い時代なら、「口さけ女」(1979年)とか、「志村けん死亡説」(1996年)みたいに、噂話から徐々に広がって・・・って感じなんでしょうが、インターネット、特にTwitterは一瞬ですからね。
便利なところはあるけど、面倒な部分もあるよなぁ・・・と。
小学校のときに、友人が「ボウリングで1ゲーム400点取った」って言ってたんですけど、コレもインターネットに乗せたら大流行したんですかね(笑)。
ま、流行したとしても揚げ足取り的な晒し上げでしょうけどね。