色んな業者が挑戦するものの、どこも「定番」になることができない「動画配信」。
それを崩せるか?という話もあったWiiを使った動画配信サービス、「Wiiの間」のサービス終了が発表されました。(Wiiの間 重要なお知らせ)
2009年5月1日に始まり、2012年4月30日にサービス終了となりました。
スポンサーを募っての動画配信から始まり、有料配信や、通販なんかも出来るようになっていましたが、Wiiの収束とともにサービス終了となっていくようです。
ダウンロード数は累計449万、累計811万人のユーザーが利用したそうで。
コレだけの数が使用してもショートムービーの配信ってだけじゃ広告媒体として弱かったって事なんでしょうね。
自分の場合、PCのディスプレイをテレビ代わりに使っているので、Wiiを起動して動画を・・・ってやるぐらいなら、ブラウザから動画サイトを探る方が早いですからね。
そんな中でもお気に入りだったのが「修理、魅せます。」という番組。
職人が行うさまざまなものの修理手法を魅せるという番組なんですが、このシリーズを映像ソフト化して売ってくれないかな?ってぐらい面白かったんですよ。
スーツケースやおろし金の修理方法なんて考えたことすらありませんでしたから。
せっかくだから、個人的にキャプチャして保存しておこうかな?とか思ったのですが現在見れるのは途中から。
シリーズものでも、初期のものは見られなくなっているようです。
まぁ、DSiで見れるようにはしているんですけどね。このデータも消せなくなっちゃうなぁ・・・と。
DSiへの転送も、やたら時間がかかる印象なんですよね。
ウチの回線が細いって事もあるんでしょうが、受信した後に無線通信でDSiへ転送という仕組みで、「準備」と「転送」にそれぞれ時間がかかって、「気軽に転送!」って感じではなかったなぁ・・・というのが正直なところ。
せっかくWiiにSDカードスロットがあるんだから、SDカードにムービーを転送するときはそれを使えば無線通信書き込みよりは早いと思うんだけどなぁ・・・と思ってました。
DSiをつかってクーポンを持ち歩く・・・っていうのも、携帯電話とかにあるサービスみたいになれば・・・というのを狙ったのでしょうが、結局「使える」っていう店を一度も見ずに終わった気がします。
映像配信だけではなく、総合的な方向に引っ張ろうとした感じもありますが、やっぱり弱かったなぁ・・・というのが正直なところ。
なによりも大きいのは、「Wiiを持っている人が望んでいない」という点。
コンテンツの弱さから、「ちょっと見てみるか」で入った人をとどめることが出来なかった気がします
冒頭に書いた「修理、魅せます。」や、何気に豪華キャストだった「未来は今」とか、不思議な下町風景がなんか面白かった「あさちゃん」とか。
「今のうちにぜひ」と言いたい所ですが、もう見れなくなっているのも多々あるため、何もいえません(苦笑)。
とりあえず、「修理、魅せます。」は映像ソフト化して欲しい次第。第1回の「写真の復元」とかは一見の価値があります。ホント。
さて、Wii Uでも同様のサービスが行われるのかは分かりませんが、こうなってしまうと難しいだろうなぁ・・・って感じでしょうかね。
やっぱり、動画配信はビジネスとして鬼門な気がしますね。素人目ですけど。