あ悲喜こもごも、一喜一憂なバレンタインデーでございます。
「みんなと同じ日」に「みんなと同じこと」をして、愛の告白ってのもどーなの?なんて思うひねくれモノでございます(笑)。
1日や2日早く、チョコレートなんてのよりインパクトのあるものをあげたほうが印象に残るんじゃない?なんて無責任に思ったり。
「ちょっと早いんだけど・・・」と「熊の手」(中華食材)を渡すとか、バレンタインにチョコレートなんて目じゃないぐらいのインパクトですよ(笑)。
さて、そんな本日の話題。
今日の午前中に出た経済評論家が書いた「ドコモの通信障害の真相」と言う記事の一文が失笑を呼び起こすこととなりました。
現在は訂正されていますが、掲載時の文章がコチラ。原典がこちら。
この文章の中の、一文が「何も分かっていなさすぎる」ことで、この記事の価値が一気に落ちた気がします。
問題の文章はコチラ。
というのは、アンドロイドは「html5」という開発言語を用いるインターネットベースのOSで、グーグルは携帯電話メーカーや携帯電話会社がアンドロイドをある程度カスタマイズすることは認めているものの、グーグル自身がカスタマイズに協力することはまずないからだ。
専門家から見ればたいしたことのないワタクシですら、この数行で突っ込みどころが多すぎるのです。
「アンドロイドは「html5」という開発言語を用いるインターネットベースのOS」
何よりも、この文言のスゴさにTwitterに驚愕の声であふれていました。
「HTML5」は、サイトを構成するためのマークアップ言語。今は「HTML4.01」や、「XHTML」が主流ですが、それのバージョンが上がった「HTML5」がこれから普及するでしょう。というお話。
でも、それはAndroidだけの話じゃないし、PCのブラウザだって徐々に対応が進んでいます。
そもそも、「テキストファイルに構造を記載する」というマークアップ言語なワケで、HTML5になったって、それだけではデータベースを操作したりなんてことはもちろん出来ず、読み取ったブラウザがどう判断して表示するかというもの。こんなのでOSなんて開発できるわけがない。
同じような文言で書くなら、
「AndroidはLinuxベースのオープンソースOS」
って書くのが正しいんでしょうかね。
そもそも「インターネット」ってネットワークの名前でそれをベースにするってどういうこと?って話ですが。
でさ、「HTML5」を推進しまくっていたのは、どちらかというとiPhone側で、AdobeのFlashに対応しない理由が「HTML5を推すため」みたいな話があった気が・・・と。
んでもって、その下。
比較対象が「iPhone」とするなら、「アップルはカスタマイズに協力してますよ」みたいな文言だよなぁ・・・と。
キャリア向けに細かいカスタマイズはするでしょうが、アップル社が独占しているものにカスタマイズも何も無いわけで。
コレだけ見てると、さまざまな会社からiPhoneが出ていて、それはAppleがカスタマイズに協力してますって感じに見えるよなぁ・・・と。
Androidにしても、Googleがカスタマイズに協力はしてくれませんがそれ自体はフリーウェアということが完全に抜けているワケで。
まぁ、経済系の方みたいなんで、その辺は疎いんでしょうな。
そういう記事でもお金もらって書いてるんだろうなぁ・・・と思うと、少々うらやましくもあったりしますけどね(笑)