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2012年1月31日(火)

怪しげ騒動。

Twitterで「日本同人作家税務協会」なるところからメールが来たというのが話題になっているようです。

牙をむけば、インターネット上に一切記載していない住所までもを追い詰めることもある"インターネット住民"に矛先を向けるのは、正直勇気があるなぁ・・・と。

その協会名で検索して出てきたサイトからなんやらで出てきたのは「怪しすぎる」ということだけ。(参考:Togetter)

それにしても、出てくるサイトがお粗末過ぎて苦笑いですよ。

見た目は最近流行りのヘッダーにナビゲーションを取った2カラム形のサイト。

見た目はしっかりしていてもあらゆるところにデッドリンク。

「会員様の声はこちら」だとか「Facebookページはこちら」だとか画像にリンクが貼られている所は全部デッドリンク。

そして、サイト運営も協会の運営も一体誰がやっているか一切情報無し。

そして、トドメの「最新のお知らせ」に並ぶタイトル「Hello world」というタイトルの記事。

記事の内容は以下のとおり。

「WordPress へようこそ。これは最初の投稿です。編集もしくは削除してブログを始めてください !」

WordPressというブログツールをインストールすると、一番最初にこの記事が投稿された状態になるのですよ。

人を騙すなら、それぐらい消そうよ・・・と。

最新のお知らせの下のほうに、

「協会の目的」
「お問い合わせフォーム」
「Hello world!」

ってあったら、そりゃぁおかしいでしょ。

でもって、このサイトはドメイン直下ではなく、フォルダの下にあったのですよ。
URLを削って出てきたメールアドレスがGmail。
そこいらから芋づる式に節税だの何だのの「インターネット名物の怪しいコンサルティング」的なのがドドドドドと出てきたみたいです。

まぁ、実害が出る前にこうやって周知されたってのは大きいんじゃない?って思いますけどね。

インターネット住民率の高い同人作家を狙ったってのがそもそもの間違いなんじゃないかな?って思いますけどね。

詐欺の標的になるのはなぜお年寄りが多いのかってのを考える、いかに向いてないか・・・ってのにつながると思うんですけどね。

なんていうか、その稚拙さから、大昔にあった「NAOシフト騒動」(参考:ad-hocな人生 - TAKESAKO (仮))に近い感じを受けてたりします。

「NAOシフト騒動」ってのは、2003年ごろに、「Webサイトで、別ウィンドウで別ページが開くのは自分の特許。利用料を払え」っていうメールが各サイト管理者に送りつけられたというもの。

まぁ、大騒動になって、それで示されたサイトは閉鎖。そのまま消えていきましたとさ。

今回も同じように消えていくんでしょうな・・・と思った次第です。

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