語弊を起こすのを承知で書きますが、インターネットってカネだ儲けだっていう色が濃くなってから面白くなくなったよね。
懐古だといわれるかもしれませんけど、個人サイトでの広告類が解禁になってから、コンテンツの質としてはぐんぐん下がっているような気がしてならなかったり。
ブログ以前の個人サイトは、ポップアップだったりページ上部だったりに広告が出る無料レンタルサーバが主流で、商用利用や広告を載せるのはNGとされてました。
でも、レンタルブログとかが流行始めると、「アフィリエイト」といわれる広告表示は個人でもOKになり、レンタルブログの方で提供してくれるなんて言うのもありました。
「儲けが出る」ということが売りになり、「ブログで儲けよう!」なんていう頭の悪いタイトルの書籍が大量に店に並んでいました。
その辺から、「弊害」が大きくなってきたような気がします。
ウソだろうが大げさだろうがゴシップだろうがなんだろうが、大量に記事を投下するブログが続発。
とあるレンタルブログのトップページに出る「話題のブログ」はほぼこのような内容のブログで占められています。
巨大掲示板「2ちゃんねる」の書き込みをめぐっての騒動が起きたのもたしかこの頃。
他人の書き込みをまとめただけで、相当な収入が上がっているというのに不快感を示す人達により、数サイトが閉鎖に追い込まれたはずです。
その後もくすぶってはいたのでしょうが、ココ最近でそれが再燃。
単なる個人の儲けがどうたらという話ではなく、ブログに対しての広告記事を斡旋する企業なんかも明らかになり、「ステルスマーケティング」(通称:ステマ)が大きく話題になることとなりました。
でもって、カネが絡むと仲が悪くなって揉めるってのもあるようで。
で、ようやく本日のニュースより。
「ウイルス作成罪、初適用...サイト閲覧者に感染」(YahooNEWS)
これは、根っこをたどると「まとめサイト」の仲違いが根っこにあるようです。
調べりゃ分かると思いますが、とあるアニメ系のまとめサイトをA、Bの2人でやっていました。
仲違い(アフィリエイト云々の問題があった様子)が起こり、AとBは袖を分かちます。
でもって、Bは別サイトを作ります。
記事のクオリティはBの方が上だったため、Aのサイトは没落。
袖を分けた顛末なんかもちょいちょい出たりしていました。
んでもって、Aは「Bが掲示板に脅迫文を書いている」と被害届を出しました。
そしたら、、Bが書きこんだ痕跡は無く、Aが作ったウィルスで自動的に書き込みをするようになっていた・・・というのが発覚して逮捕されましたよ。という話。
カネが絡んだ仲違いって怖いよね・・・って話ですよ。
「友達とカネの貸し借りはするな」ってのは我が祖母からのお達しなのですが、こういうのを見ちゃうとやっぱりカネは絡まないに越したことは無いなぁ・・・と思う次第です。
ココまできてしまうと、アフィリエイト浄化だの、「まとめサイト」に対する著作権法の厳格適応とかはムリでしょうが、どこかで止めないと、誰も見向きもしなくなるんじゃないかなぁ・・・と思ったりも。
まぁ、企業が絡む以上、収益が無いとやって行けないのは分かりますけど、なんか、「個人が作る面白いのサイト」ってのが見つかりにくくなってきたなぁ・・・と思う部分もあるんですけどね。