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2012年1月 5日(木)

見えない広告。

インターネットの特徴として、「CGM」という言葉があります。

「Consumer Generated Media」の頭文字をとったもので、「消費者生成メディア」と訳されます。

つまり、消費者がその感想などを書き込むことで、口コミ集合体という形でメディアとなる。という考え方です。

口コミ自体は昔からありますが、インターネットという誰でも発信できるメディアの特徴により、より広域に、早く広がるという特徴があります。(参考:Wikipedia)

「誰でも」というのは、個人に限らず、企業すらも発信することが可能なワケで、企業が情報を恣意的に偏向することも不可能ではありませんでした。

それが問題になり、ニュースとしてはなかなか大きく報道されたようです。

「食べログ」というサイトで、好意的な口コミを投稿する業者が39社特定されたようです。(YahooNEWS)

SEO業者のサービスみたいな感じなのかなぁ?と予想しているんですが、違うんでしょうかね。
どうしてバレたのかっていうのも、あるひとつのIPからの評価が大量かつ全国各地に飛んでいて怪しいとかだったのかなぁ...とかいろいろ予想しているんですけどね。

こういうような、「外から広告行為だと分からないように広告することを「ステルスマーケティング」と言われます。

芸能人ブログにおける広告執筆依頼や、個人を装ったブログ、掲示板などへの書き込みなどが挙げられます。

もちろん、発覚した事も少なからずあり、芸能人ブログの「ペニーオークションで落札できた」記事や、女子高生が書いたようなブログなのに、画像が高級デジタル一眼で撮影されたことが分かり、その違和感からバレたというのもあったりします。

日本国内での有名どころでは「ゲートキーパー問題」でしょうかね。

DSとPSPが発売される頃、とある任天堂ファンサイトへのDSを貶める発言のIPを管理者が公開し、そのIPの主がSONYのIP。そのドメインが「gatekeeper○.sony.co.jp」だったことから「ゲートキーパー問題」といわれ、「2ちゃんねる」などを中心に大きな騒動に広がりました。

これ以前にも「価格.com」でも同様のドメインからの書き込みが見つかったりしていましたが、それほど大きく問題にはなっておりませんでした。

で、今回の「食べログ」問題により、「ステルスマーケディング」略して「ステマ」という言葉が、インターネット外で大きく報道されることになりました。

でも、これもインターネットに押されているテレビや書籍関係の会社が「インターネットはダメだ」という方向に持っていこうとしている
「インターネットってステマだらけなんでしょ?」とか言わせるためのステルスマーケティング?なんて思ったりもね。

とはいえ、こういうのを無くすためには、「ステルスマーケティングをやるのは割に合わない」っていえるほどの罰金とかを課すとかしないと「バレてもいいよね!」ってなっちゃいますよね。

個人がルールを守って1つ2つ記事を書いたって、企業さんがお金掛ければ大量に投稿するのは容易でしょうしね。

まぁ、法規制されるかは怪しいとは思いますけどけどね。

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