サッカーの練習中に、選手が倒れ、そのまま亡くなってしまいました。
どういう方かは存じ上げないのですが、日本代表にもなった方なんだそうです。
そんな中、ニュースなどを見ていると「AEDが無かった」ということを取り上げているニュース記事もありました。
この方が倒れた原因は「急性心筋梗塞」と診断されたようです。
ネット上の話をいろいろ眺めていると、なんだか「万能蘇生機器」みたいな認識をしている人が居るんだなぁ・・・と。
AEDは「自動体外式除細動器」。
「心室細動」という症状が出たときに、電気的ショックを与えて心臓の働きの回復を試みる機器。
心臓が正常に動いている場合や、心臓が停止している場合は放電を行わないらしいです。
確かに「あるに越したことは無い」ですけど、「世界樹の葉」(ドラゴンクエストにおける復活アイテム)や「フェニックスの尾」(ファイナルファンタジーにおける復活アイテム)じゃないってことを頭に入れたほうがいいのかなぁ・・・と。
多分、医療系ドラマにありがちな、
「先生!脈拍が!」
「ショック準備!」
ドカン!
ピッ・ピッ・ピッ・ピッ・・・
「先生、脈拍戻りました!」
「よし、オペを続けるぞ!」
みたいなシーンの印象があるからなんでしょうが、そういう用途じゃないってコトですよね。
せっかく「AEDという機器があれば救える命がある」っていう知識が全日本的に広がったんだから、もうちょっと賢くなろうよ。って思うんですけどね。
万能機器ではないって認識が必要かな?って思うしだいです。
AEDがあるってことに越したことは無いですよ。
命が助かるための手段は多ければ多いだけいいですから。
普及が進むことに物申すってワケではないことをご理解いただきたく存じます。
情報化社会っていうんだから、せっかく気にするなら正しい有用な情報を気にしましょうよって思うんですよね。
最近だと放射線とかもそういう感じなんですけどね。
正しい情報で、傷つく人は最小限に・・・って思うんですけどね。