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2011年7月31日(日)

違ってよくない?

世界標準って、それに沿わなきゃダメなもんかね?

最近思うんですよ。

携帯電話やゲームとか、「ほかの場所とは独立した進化」という意味で「ガラパゴス」と言われています。

企業にしてみれば、「国際的競争力が無い」とか言う話になるんですが、それをユーザーが卑下する必要あるのかなぁ?と。

使っている側にしてみれば、「自分たちが使いやすいように特化したもの」なワケですよ。

国民性だとかいろんなものがあるじゃないですか。
それなのに、「国際標準。すげぇ!」ってなるのが日本人なのかなぁ...と。

「隣の芝生は青い」ってのが日本人の気質なのかもしれないですね。


で、だ。

最近それが強烈だなぁ...って思うのは「Facebook」。
「世界で○万人が利用!」って言ったって、インターネット使用人口は上回らないのに、ずいぶん重要視している方々が多いなぁ...という印象。


インターネットのSNSって、「無料でこういうことができるんですよ!」と人を集めた上で、企業に対して「コレだけのことができるんですよ」って売り込むのがベストだと思うんですよ。

んで、どっちにせよ日本国内しか向いていない(日本語のページしか用意しない)なら、別にそこでやる必要ないんじゃないの?って思うわけですよ。

いつぞや予想したのですが、「Facebookのムック本が大量に書店に並ぶ」なんて書いたような気がするのですが、そのとおりになっている現状。

Facebookのアカウントはあるのですが、なんか有用な使い方ってないもんかな?なんて思いつつこういう本を立ち読みするのですが、個人ユーザー向けの使い方よりも、あっという間に「ファンページの作り方」とかどちらかというと企業担当者が読むような感じに話が切り替わっていきます。


要は、「人はたくさん居るから」って前提になってるんですよ。
個人向けの本じゃなくて、どちらかというと「企業の担当者さんどうですか?」って本。


個人的な印象ですが、インターネット利用者って「他人の金儲け」にはすごく敏感で、すごく嫌う感じがするんですよ。

最近で言えば「ペニーオークション」や「共同購入クーポン」とか。
一時期は多少問題視されてたのは、「巨大掲示板群をまとめてサイトを作り、そこの広告収入で儲ける」というサイト。

「まとめサイト」って、こういう問題にあがったときに人気があったサイトが無くなったりしたはずなんだけど、いまや粗製乱造状態でワケがわからないぐらいの数がある模様。

ついでに言うと、そこに企業が関わってる・・・なんて話もありますから、どうしようもないのかもしれません。

そういうのを嫌う感じがあるのに、企業ありきのSNSができたところで個人が参加するかなぁ...って気がするんですよね。

企業が中心になると、数年前「Web2.0」とか騒いだ時の条件のひとつだった「CGM(Consumer Generated Media:消費者が個々人で内容を作るメディア)」ってのが薄れるってコトだろうし。

まぁ、一時期より個人ブログが話題になることも少ないですから、「そういう方向」に向かってるのかもしれませんけどね。

インターネットも、テレビやラジオと一緒の「見るメディア」に成り下がってしまうのかなぁ...なんて最近は思ったりもします。

企業のお金をかけたサイトに個人じゃ太刀打ちできなくなっちゃってますもん。

それだけ成熟したってコトなのかもしれませんけどね。

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