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2011年6月30日(木)

消える健康センター

なぜか入浴施設の名称となっている「健康センター」。

銭湯ぐらいしか「公衆浴場」が無い時期に、高額ながら様々な浴槽があり・・・というのが特徴でした。

札幌の郊外、我が家からそう遠くない場所に、昔からある「健康センター」があります。

それが、本日の話題。

年単位の前から、建物自体が競売に掛けられており、その動向が気になっていたのですが、最近になり落札されたらしく動き始めました。

昨日の朝刊で30日での営業終了が報道され、今日の朝刊で「回数券の返金応対が無い」といった内容が伝えられました。

そして、今日の夕刊では「30日は開店せず、そのまま廃業」と伝えられました。

新聞報道では、「落札した業者が、数ヶ月をかけて改修し、入浴施設になる」とのことですが、「リニューアルのために閉店」としつつ、更地になった入浴施設が近場にあることもあり、いささか怪しんでいたりします。

新聞に寄ると、ピーク時は月4~5万人が利用していたものの、現在は月1万5000人程度だったようです。

我が家で時たま行っていた頃の入浴料は大人1980円、子ども980円とかだったはず。
現在は大人1150円、ことも525円と値段が下がっております。

建物の減価償却はあるとしても、値段を下げて利用者も減り・・・という状況じゃ上手く行かなくなるよね。


札幌の郊外ということもあり、車を持っているのが当たり前な人が多いエリア。

そんなエリアの中に、大型入浴施設はこの健康センターや最近閉店したのを含めて5軒。

そりゃぁ、淘汰されていきますよ。結局2軒が廃業して3軒になるわけですが、それでも過剰な気もします。


で、この健康センター、最後に行ったのは相当前のことですが、その時点でも相当古いイメージ。
ゲームコーナーには数世代前のアーケードゲームが並び、コレはいつ補充された物なんだ?というような見たことの無いモノが入ったクレーンゲーム。
飲食が出来るロビーの食事も、なんか微妙だった記憶しかありません。

その後に大改装があったかもしれませんが、競売に掛けられるような状況で大幅見違えるほどの改装があったとは思えませんけどね。

激戦区に復活させる必要性があるんだろうか?というのが正直なところです。

なお、今日営業しなかった理由として、「出入り業者の撤退が始まり、業務継続が出来なくなった」とのこと。

残っている回数券に関しては、経営的相談があったかはわかりませんが、近場の温泉で引き続き使えるようになるんだそうです。


大型公衆浴場の走りだった健康センターが消えていくというのも、時代の流れなんでしょうかね。

銭湯扱いの値段で入れる「スーパー銭湯」や、日帰り天然温泉も増えている中、「薬湯」というのはコスト的にも厳しいのかなぁ・・・なんて思ったりするのでした。

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