前日の日記

翌日の日記
 
2011年6月15日(水)

ニーズの在り処。

「足あと改悪反対」と銘打ったコミュニティの「1時間ごとの参加者数」というのがあったので、それを眺めていると、その動きはなかなか面白いものと生りました。

トップページの通知も、9日には無くなり、ニュースサイトの掲載も時間がすぎたことで徐々に沈静化。11日・12日になると、1時間当たりの増数は200人に届かない状況。

そして、13日。
12時過ぎごろから徐々に「改修」が始まり「足あと」が消えていくと、参加者は急増。
増加は止まらず、14日0時には1時間当たりの新参加者は1万人を越えて行きました。

改修開始直前の13日11時の時点では37000人だったコミュニティは、わずか12時間で10万人を越え、その後も増加。15日20時の段階で21万人を越えました。

増数ピークは収まったものの、それでも1時間当たり1000人近くは新しく参加している状況です。

社長のコメントが掲載され、どういう考えでの追加なのかというものが出ても、その増数は鈍っては居ない状況。

「足あと機能の伸ばすべき長所と解決すべき課題」とか「足あとに必要な何かを見つめなおすときが来た」とか「分かりやすさ・使いやすさの追求」そして、「ニーズ多様化で100%は答えられない」という上層部のインタビューがニュースサイトに掲載されました。

この辺が思いっきりズレている感じがしてしまうのです。

初期からある機能で、長く続いてきたのは、手をつける必要が無かったからではないのか。
現状で満足して愛用している人は、基本的には何も言わないことを忘れていないだろうか。

そして、「見つめなおす」のはユーザーの意識であり、それを「改修」という形で運営側の思想を押し付けられたところで、今まで「それでよかった」人にとってはいい迷惑。
「ある機能」を「どう使うか」はユーザーの自由ではないんじゃないか?と。

足あとにしても、「日記を書くモチベーション」にしてもいいし、「色々な人を見に行くきっかけ」にしてもいい。その数で「キリ番」なんていうのも、その機能から生み出された「使い方」。

害がある使われ方なら潰す必要はあるでしょうが、そうでないことを潰してどうするんだろう?と。

「分かりやすさ」で言えば、小細工の無い「訪れた人全員」というのはシンプルで分かりやすかったんじゃないの?と思うわけで。

「ニーズ多様化で100%は答えられない」。これは当たり前だけど、20万人以上が「NO」を突きつける改修は、どういう「ニーズ」に答えたものなのか。

そもそも、想定段階で「どういうリアクション」を予想していたのか、それを聞きたいぐらい。

「年齢制限緩和」「招待制廃止」「規約改変」「アクティビティ」「メール検索」「足あと改修」

ここ数年でコレだけの機能変更が小さからぬ騒動を呼び起こしました。
もはや、方針を考える上層部と、実際に使っている人たちの考えの「乖離」は決定的でしょう。

1度や2度ならともかく、6回目(ヘタするともっと)ですからね。

ユーザーにしてみれば「そこでしか繋がっていない人」とかを人質にとられてる感じすら覚えます。


さて、反対側の意見ばっかり書いたので、肯定側もちゃんと探してみました。

mixi内コミュニティでは数個の「足あと改修賛成」というコミュニティがあるものの、参加者は数人。
コミュニティトピックの内容も、独り言のような物がいくつかパラパラとあるだけでした。


さぁ、mixiは過去最大級の「20万人以上のNO」をどうするのでしょうか。

お手並み拝見と参りましょうか。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL 

コメント (0)

コメントを投稿

※メールアドレスは管理人にのみ通知され、公開されません。