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2011年6月13日(月)

メディアミックス

ついに正式発表されたガンダムの新作。

まぁ、少し前から雑誌のフライングで分かっていた部分もありますが、正式発表されたということで、思うことをグリグリ書いて行きたいと思います。

「機動戦士ガンダムAGE」(公式サイト)


メカデザインはウワサのあった大河原氏ではなく、00のエクシアなどをデザインした海老川氏。

キャラクターデザインも、今までのガンダムの中では、「SDガンダムフォース」に匹敵するんじゃ・・・という様な「漫画的」なキャラクター。

企画協力にゲーム開発の「レベルファイブ」を据えたり、カードゲームと連動したりと、明らかに低年齢層を意識したモノになっているようです。

商品展開も、前述のカードゲームのほか、プラモにICチップを付け、それを店頭什器のゲームで使って遊んだりということが出来るようです。

ガンダム事態も、パーツ換装(?)で色々なモードを撮ることが出来る・・・ってな話みたいです。

もはや、「最近当たった要素をガンガン突っ込んだメディアミックスの集合体」ってな感じですね。

換装により姿の変わるガンダムは、ガンダムW外伝「G-UNIT」や、実写ですっころんだ「G-SAVIOUR」、バックパック換装では「ガンダムSEED」のストライクガンダム、「SEED DESTINY」のインパルスガンダムあたりがありますが、フォルムを大きく変えるというのは初めてといえば初めてでしょうか。

ここいらは、平成に入ってからの「仮面ライダー」や「ウルトラマン」のお約束、「フォームチェンジ」に近い物を感じます。


劇中に登場する物を使って、ゲームを遊ぶことが出来るというのも、近年ゲームコーナーに設置された「仮面ライダーディケイド」が使ったカードや、「仮面ライダーオーズ」が使ったメダルが使える「仮面ライダーバトル ガンバライド」や、「天装戦隊ゴセイジャー」が劇中で使っていたカードが使えた「スーパー戦隊バトルダイスオー」に近い思想でしょう。

「店頭の什器でゲームを遊ぶことが出来る」というのは、「ベイブレード」の店頭什器「ベイ太」や「ビーダマン」の「B-太」あたりと同じ思想でしょう。

「プラモデルで遊べる」というのも、少し前に配信されていた「模型戦士ガンプラビルダー ビギニングG」の流れの上でしょう。

そして、近年やたら勢いがあるゲーム会社「レベルファイブ」との協力。
元来「バンダイのガンダムゲームになんとやら」と言われていた部分にまで踏み込んだ状況。

さらに、小学生層に圧倒的な人気を誇る「コロコロコミック」で連載。


今までにないレベルの徹底したメディアミックスを意識した作りだなぁ・・・と思うわけですが、肝心の主人公機がなんかうーん・・・って感じが。


自分らの世代は、「SDガンダム」から入り、「平成ガンダム」でリアルガンダムに入ってきた世代なので、その頃で言う「SDガンダム」に近い「低年齢層を取り込むガンダム」というコンセプトだと思うのですよ。
「SDガンダム三国伝」から入った人たちが次に見るリアルガンダムっていう考えもあるのかな?と思うのですよ。

「ガンダム=大人向け」みたいな考えの中では疑問に思う人もいるでしょうが、「一部のオタクしか相手にしない」という方針じゃないならこういうのは必要なんでしょう。

でもさ、主人公機がなんかカッコよくないんだよ・・・
「∀ガンダム」でもワクワクしたんだけど、なんか見た目がRX-78すぎて、なんかねぇ・・・と。

あとはストーリー。「主人公は3代、100年に及ぶ大河ストーリー」らしいですが、キャラクターに対して何処まで踏み込めるか。
「複数主人公」ってそれぞれに割ける時間がそれだけ減るワケで、そこで魅力を出せるかというのは結構難しいと思っています。


あとは、「子ども騙し」に「子ども」は敏感ということ。
小学生ぐらいになると、「子どもをナメて作った」物に対しては見向きもしなくなりますから。


・・・正直、ガンダムのデザインとかを見ると、この「ナメて作った」に感じられてしまうんですけどね。


とりあえず、評価だなんだは放送が始まってからにしましょう。うん。

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