雷鳴が聞こえ、時折強く雨が降る本日の札幌。
そんな中でも、札幌の祭りの中で、住民の温度差が激しいYOSAKOIソーラン祭りが行われていたりするわけで。
一方は、「コレのために1年間準備している。みんなとやる一体感と達成感は最高」といい、また一方は「うるさいダンスコンテストを道を通行止めにしてまでする必要があるのか」といい。
本来の「祭り」であれば、土地に根付いた神事が根本にあったりするのでしょうが、それが無かったり、参加費用の高額化などなどで、その温度差は年々広がっているような気がします。
この温度差を埋める得策は、今のところ明確には提示されておりません。
どうやったら埋まるんでしょうかね。
新鮮さも無くなり、無関心層を取り込むのも難しくなるでしょうし、一方で猛烈な反対・反感も生んでいるわけで。
「よさこい」の根っこは高知の「よさこい祭り」もそもそも神事ではなかったようですし、「ソーラン節」も北海道の日本海側沿岸の民謡で、あくまでも漁業仕事の作業歌が根本。
祝詞や祈りなど、神事にはつながりを持たないんですね。
個人的な意見ですが、「YOSAKOI」じゃなかったらどうだったんだろう?と。
「YOSAKOI」って言うのが付くことで、なんか「外から持ち込まれた」って印象があるのかなぁ・・・とか思うわけで。
まぁ、「ソーラン節」も言うほど浸透はしては居ませんけど。
「ソーラン節」と「ジンギスカン」(注:海外のアレではなく仁井山征弘氏が歌う曲。道内スーパーの生肉売り場では延々と流れていたりする 参考Youtube)のどっちが有名かって話ですよ。
・・・コレか!
「ジンギスカン」にあわせて踊る人は踊ればいいし、出店ではジンギスカンを食う祭り。
食べ物があれば反対色もきっと薄くなるはず!
なお、同氏のローカルソングとして「たそがれのザンギ」という曲もありまして、「ザンギ」というのはいわゆる「鶏のから揚げ」。
コチラは惣菜コーナーで延々と流れていました。
なお、仁井山征弘氏は道産子ではありませんので、ある意味で根本の解決にはなっておりません(苦笑)。
北海道の人って、そもそも祭りに対して冷めている感じもするんですけどね。
開拓以降の歴史しかないから、「大昔からの伝統」を持たないということ。
全国各地から入植したから、「どこか一箇所の祭りを盛大にする」ということは出来ず、合理化の中で「祭り」が無くなっていったのかなぁ・・・
とはいえ、折角人手と場所を使ってやるんだから、「興味ないならそれでいいよ」というモノにはして欲しくないなぁ・・・と思うわけで。
どういう風にするのがいいんだろうね。