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2011年2月15日(火)

不思議な言葉。

不思議な日本語ってあるよなぁ・・・とたまに思うわけですよ。

もはや言葉遊びになっている「頭痛が痛い」とか。

最近ふと思うのは、こんな言葉。

「最も有名な○○の一つです」。


「最も」って、「比べてみてどれよりも優位だ」とかそういう意味だよね?と。

それなのに、「○○の一つ」って言った時点で、「沢山あるうちの一つ」って意味になると思うんですよ。

比べてみて優位な物が沢山あったら、それって「最も」じゃなくない?と思うわけで。

「最も有名だ」と断定してしまうと、それと対抗している関係各所から反発を食らうからなのかもしれないですが、なんか日本語としておかしくは無いのかなぁ?と思うのですよ。

「○○の一つ」なら、「最も」で強調する意味が無いんじゃないかなぁ・・・と思うんですよね。

たとえば、
「ファミコンは、最も有名なテレビゲーム機です。」
「ファミコンは、有名なテレビゲーム機の一つです。」

コレならなんの疑問も持たないですっと入ってくるんですよ。

でも、
「ファミコンは、最も有名なテレビゲーム機の一つです。」

こうなると、「最も有名なテレビゲーム機」は沢山あるように読めませんか?
沢山あると、「最も」じゃないと思いませんか?


コレが正しい使い方なのかっていうのは、言語学者さんとかに聞かないと分からないとは思いますが、「なんか変な感じだなぁ・・・」って感じたのはワタクシぐらいなんでしょうかね。

まぁ、言葉は変化して当たり前でしょうし、新しい使い方が一般化したっておかしいワケじゃないんですけどね。

「キレる」というのは、昔は「頭のいい人」を指す言葉だった。
今は、「手がつけられなくなるぐらいダメ」という意味になってきた。

中学校の校長先生がそんなことを言ってました。


・・・「ら抜き」に怒る人は居ても、コレに怒る人ってあんまりいないですよね。


それでも通じるのが言葉なんでしょうな。

難しくも分かりやすいモノ。

言葉は不思議なモンですな。

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