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2011年2月 2日(水)

事実関係。

昨日の日記で取り上げた、Twitterでの献血募集。

ちょいと調べていくと、色々な物が出てきました。
Twitterのつぶやきがソースなので、確定情報ではない部分が多いですが、昨日は「こういうことをするのはいい影響がない」という方向で取り上げましたが、今回はちょっと違う方向から取り上げてみたいと思います。

まず、この内容の真偽。
「問い合わせたところ、そういう患者さんが居るのは事実だが、輸血を必要としていない」というツイートを発見しました。

コレを信用すると、「輸血が必要な新生児が居た」というのは事実な様子。

で、この新生児の関係者がおそらく源流。
本来であれば、病院や日本赤十字、血液センターが血液確保に動きますが、その情報が無なかったその人は、メールなどで誰かに伝えたのでしょう。

その辺から拡散開始。
「大学のメールで流れてきた」という情報もあるので、おそらく各所から拡散が始まったのでしょう。

そして、ある人がTwitterで「拡散希望」を付けてツイートしました。
最初の拡散元には、どこの病院なのかと言った情報は全く付帯しておりませんでした。

ワタクシが見かけたのはコチラがわ。

コレを見た別の人が、「連絡先を知っています」と改めてツイート。ココで病院名が付いたツイートが始まりました。

そして、拡散の結果が、病院からコメント。

善意のはずが、病院に迷惑をかけることとなったわけですよ。

それなのに、「ツイッターで助けることが出来てよかった」とか、「暖かい人のつながりだ」と言った美談にしようとしているのはどうなのかな?と思う次第です。

万が一、病院業務に支障が出て、誰かが命を落としても同じことを言えますか?と。

なお、現在の時点でも拡散が続いており、「もう拡散の必要が無い」という情報も出回っていますが、拡散を止められていないのが事実。

もし、万が一、本当にこういう方法での拡散が必要なのであれば、「止められる方法」を用意しないとダメってことなんでしょうな。

回す方も、「ウソだったら消せばいい」じゃなくて、拡散された先のリスクを考えた上で、それに加担してもいいのかを考えて欲しい。

藁をもすがる気持ちなのは理解できますが、ただ浮いている藁じゃなくて、大木に繋がっている可能性があるのです。

その大木が倒れたら、迷惑なんてレベルじゃないでしょ?と。


「自分は悪いことはしていない」
そう思った方が自分が安定するのは分かりますが、それで正当化せず、自分の行ったことが病院の迷惑になったと言うことを心に刻んで欲しい。

そして、同じ失敗をしないようにして欲しいです。

これは、最初に流した人だけでなく、リツイートで拡散に加わった人にも考えて欲しいと思います。

「回してって言われたから回した」
「ダメって言われたからやめた」

そうじゃなくて、どうして回すのか。
どうしてダメなのか。

その辺を考えていただきたいと思います。

せっかくの出来事、糧にしないともったいないでしょ。

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