まぁ、降ったね。
昨日に引き続き大雪ですよ。高速道路の不通の速報が流れてきたり、JR遅延の話が出てきたり。
でも、JRにいたってはこれだけ降っても「遅延」で終わるあたり強固なモンですな。
関東エリアだとちょろっと積もっただけで不通になりますし。
はてさて、そんな本日の話題。
「個人ブログの現在、そして、たぶん未来」(琥珀色の戯言)と題されたブログ記事を見かけて、ちょいとまねっこしたくなりました。
気が付けば、このサイトも10年を超え、ブログツールを使うようになって3年経ちました。
トラックバックだの、コメントだの、間口が広くなるのかなぁ?なんて思ったりもしましたけど、結局のところ大した変化なんか無く、つらつらと出来事やなんかを自分なりに書いていくってな状況は変わっておりません。
このサイトが始まった頃は、インターネット上には「個人サイト」の方が多い状況でした。
今となっては「やってはいけない」方に入るであろう、実名写真付き個人情報満載の個人サイトなんてのも沢山ありました。
そういうことが出来たのも「インターネットをする人は一部で特殊」ってのがあったんだと思うんです。
なんていうか、「インターネットでWebサイトを見ている」って言う時点で、ある程度趣味趣向が近しいって感覚があったのかな?と思います。
その辺が崩れだしたのが、常時接続が当たり前になった頃。
Yahoo!BBがモデムを配ったりしてた頃から、「インターネット」のユーザーは莫大に増えました。
この頃から、「インターネット」が「趣味」じゃなくて、「手段」に変わったような気がします
ブログブームが到来し、数多の個人ブログが立ち上がりました。
書籍コーナーには、「アフィリエイトで副収入!」なんて本がコレでもかと売られていました。
ブログが出始める以前、手軽にはじめられるレンタルWebスペースは、「商用利用禁止」が当たり前でした。
なので、どちらかと言うと「表現したい欲求」が強い人が多かったような気がします。
でも、「アフィリエイト」と言うものが始まり、個人でも簡単に始められるようになった。
そこで増えたのが「儲けたい欲求」のインターネット。
記事が誰が書こうが、どこの記事だろうがどうだっていい。
アクセス稼いで、儲けられればどうだっていい。
個人的には、この頃から「個人サイト」が斜陽になってきたと思っています。
「好きに書いて、それを見た人が少しでも増えればいいや」っていうブログ・サイトと、「騙そうがなんだっていい、儲かるためには増やさないとダメなんだ」っていうブログ・サイト。
そりゃぁ、後者の方に人が集まりますよ。
前者だとしても、前者側の方針のブログの数も増えてるから、結局のところ「見る人」ってのは減少。
モチベーションも保てなくなるよね。
(余談:そのうち「アフィリエイトがインターネットを殺した」みたいな本が出ないかな?なんてひっそり思ってます)
個人サイト全盛期は、気合の入った個性的なデザインとかを見るのが結構好きだったりしたんですが、ブログになってテンプレート利用ばかりで没個性になってガッカリしたりもしました。
まぁ、それに反逆してこんな感じのサイトになったんですけど(苦笑)。
SNSとかmixiなんて、誰がどうかいたって同じレイアウトにしか出ませんからね。
よく言えば文字だけ勝負。悪く言えば文字しか面白みがない。
確かに、「書いた内容を公開する」のに、HTMLだのCSSだのを必要しないから、気軽にはなったと思います。
でもさ、気軽過ぎて、総じて内容の質は落ちたような気も。
mixiの日記なんて最たるモノで、コレ他人に見せていいの?ってな記事を見かけたりもします。
犯罪告白とか、ひたすら罵倒とか、全公開で身内ネタとか。
ブログにせよ、SNSにせよ、Twitterにせよ、ツールは洗練されて使いやすく便利になってはいます。
が、そこに記される内容は負に比例するかのように、質は落ちている気がします。
「ブログの未来」は、今も残る「個人サイト」のように残ることは残ると思います。
でも、「個人が発信する」っていうのは薄くなっていって、「インターネットは見るもの」と思う人が多くなる気がします。
その機能を完全に内包するようなサービスが生まれれば、そこに流れていくんじゃないですかね。
ココ数ヶ月で話題になった「ペニーオークション」の注意喚起と、「共同購入クーポン」のスカスカおせち騒動を見てたら、あんまり知らん人なら「インターネットって胡散臭いんだね」ぐらいしか思いませんよ。
胡散臭いものに触れたいとは思わないだろうし、そんな胡散臭いところに自分の文章を載せたいとは思わないでしょ。
人を減らしながら次のサービスへ...っていうのが流れじゃないかな?と。
一世を風靡したものだって、大体そういう流れだと思いますし。
ブログに限らず、色んなサービスが出てくるでしょうが、面白いものが受けて、それが残って、消えていく。
今年はどんな面白いサービスが出てくるでしょうかね。