毎年恒例の「今年の漢字」は「暑」に決まりました。
喉もと過ぎればなんとやらで、「そういや、夏は暑かったっけ」なんて思ったりしてました。
とはいえ、ここ数日は北海道的にはアツい日だったのかなぁ?なんて思う部分もあるわけで。
先日も書きました、斎藤佑樹投手のファイターズ入団発表。
今日は室内練習場などを見学したそうですが、そこでも歓声は鳴り響いていたようです。
「やりすぎ」という声も飛んできますけど、入団が決まったときぐらいは苦言を潜めて歓迎してあげていいんじゃないの?とも思いますけどね。
なお、ここでも取り上げました「GOD HAND」グッズは、開場45分で完売したらしいです。
もうひとつは、ノーベル賞授賞式を直前に控えた北海道大学の鈴木章教授。
故郷のむかわ町の温泉施設では「同名なら割引」なんていうサービスもやっているそうです。
とはいえ、どちらも「明るい話題」なのですが、長期的な経済効果がある訳でも無いわけで。
商魂たくましい方々が、上手いことやればいいのに...とか思いますが、ファイターズはともかく、北海道の田舎町の人たちは基本的に商売っ気が無いというか。
全部が全部とは言いませんけど、北海道の人たちって基本的にPRとか利用とかをあまりしたがらないというか。
「北海道物産展」を本州でやると、相当な人たちが入り大盛況になるそうですが、積極的に「北海道」を売ろうとはしない感じもするんですよ。
父の実家で、畑を作っている祖父たちの話を聴いてもそう。
「いい物を作って、出荷していればいいんだ」ということで、そこから先の売り方だとか、価値観とかまで追おうとはしていない。
ノーベル賞受賞にしたって、きっと他の地域なら商標や肖像権を微妙に回避した商品が出ていると思うんですよ。
斎藤佑樹投手にしてもそう。
アマチュア時代ですら、ハンカチをはじめとしておそらく無許可で便乗したモノは色々あったでしょう。
倫理的に見ればいいことなんでしょうけど、そういうことをやりたがらない風土はあるような気がします。
プロ球団相手だから...って話になるんでしょうけど、札幌ドームの目と鼻の先で非公認応援グッズを売ってる居酒屋もあったりしますしね。
前に読んだ本で、「北海道の人は、上(国とか政府とか)が何とかしてくれると思っている節がある」ってのを読んだりしたので、こういうのは根深いのかもしれません。
開拓しに来た人たちの子孫なんだから、フロンティアスピリッツは強いはず...というのも付記されてましたけどね。
...ま、他人のことを言えた義理じゃないけどさ。
ごり押しに近いPRを見ると嫌気が差すのは、生粋の道産子だからなのかもしれません(苦笑)。