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2010年7月 6日(火)

母集団のズレ

NHKが、相撲中継の中継中止を決めたんだそうです。(YahooNEWS)

その「決め手」としてあげたのは、「コールセンターの窓口がパンクし、7割近くが中継に反対だった」ということ。

これが、「視聴者の総意か」といわれたら、大いに違うと思うんですよ。

実際問題として、「テレビ局に電話をする」って時点で、何らかの不満を持っているっていう人の方が多いだろうし、いわゆる「クレーマー」に近い人たちも間違いなく居るでしょう。

ぶっちゃけ、「テレビ局に電話をしたことがある」って人の方が少数でしょ?

で、だ。
相撲中継のメインターゲットと思われる、高年齢層が、テレビ局に電話しまくるとは思えないんだよね。

結局のところ、「プロ市民」だとか「クレーマー」だとか言われる人たちが、自分の「正義感」を満たすために電話してるんじゃないのかなぁ・・・なんて思うのですよ。

「自分が忠告したから、放送中止になった。それは自分が正しいからだ」っていう感覚が覚えられるからね。

「電話で中継の賛否を局に直接伝えた人たち」は、「相撲中継を毎回見ている人たち」とはイコールで繋がらない気もしますし、もっと言えば、「NHKの番組を見ているか」すら怪しい気もしないでもなかったり。


結局のところさ、「イヤなら見なきゃいい」ワケでしょ?
選択肢は手元のリモコンにあるわけですよ。

他のチャンネルは地上波だけでも沢山あるんだし。

相撲協会で起きた賭博事件を擁護するつもりはさらさらありませんけど、私刑っぽくてあんまりいい感じはしなかったりします。

毎日毎日やっているわけじゃないんだから、楽しみを奪っちゃうってのはどうなのかなぁ・・・とか思ってしまいます。

野球なら、「テレビがダメならラジオがある」とか出来ますけど、相撲はそういうのもないですからね。

独占中継だけにそれが無くなったら見るすべ無しなんですよね。


地デジのマルチチャンネル使って放送・・・なんてことも出来るんじゃ・・・とか思いましたが、それが許されるのは地デジ完全移行の後からですな。


なんというかさ、一番気に入らないのは、「文句を好き勝手言ったヤツが優越感を得ている」ってコトですかね。

ゴネ得は、見ていてもイヤな気になってしまいますしね。


とりあえず、今後はこういうことが起きないように、相撲協会には正しすぎて変形するぐらい襟を正していただきたいところです。

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