「好き」と「作る」は別物。
コレって重要だけど、分かって無い人が多いと思うんですよ。
例えば、テレビゲーム。
「ゲームが好きだからゲームを作りたい」って人は少なくありません。
このご時勢、一人でゲームを作るわけではなく、かなり細分化されているわけですよ。
いきなりゲームの根本のデザインに手を出せるワケがないじゃないですか。
全てが全てとは言いませんが、こういう風に「ゲームを作りたい」って言う人は、「グラフィックを推したソフト」を指すことが多いわけですよ。
バランスを取るのが難しいのは、ゲームのシステムだとか難度調整とかなんだよね。
で、ある意味で「ゲームを作る」という部分から一番遠い部分だと思ったり。
どっちかと言うと、「美術」だと思うんだよ。あの辺は。
でもって、「ゲーム好き」が作るゲームってどうしても「好きなゲームの模倣」になっちゃうんじゃ無いかなぁ・・・なんて思うんですよ。
それと似たような状況が、いわゆる「ライトノベル」に起きてるのかなぁ?ってのが本日の話題。(ここまで前置き:苦笑)
「ライトノベル」っていうのは小説の一ジャンルと言うことになっていますが、明確なジャンル分けがあるわけでもなく、「中高生が主なターゲットな娯楽小説」という感じらしいです。
ワタクシも中学生ぐらいの時は、ガンダムのノベライズとかを読んでいました。
で、それで盗作騒動が発覚して発売中止&回収となったそうです。(YahooNEWS)
最近では、美少女キャラクターが登場する学園モノってのが粗製乱造状態・・・という話を聞いたり。
コレも、「そういうのを読んで、好きな人」が書いたりしたんだろうなぁ・・・と勝手に想像したり。
確かに、「モノゴトの始まりは真似事から始まる」と言いますが、それが成熟する前に表に出ちゃうんだろうね。
まぁ、全ての文章においてマッチングするというのはいささか狂気の沙汰。
「インターネット」というメディアの発展で、物凄い人数で情報交換が出来るようになって、発覚することが多くなった・・・って感じでしょうかね。
2ちゃんねるとかの匿名掲示板の「特定力」っていうのは時に恐ろしくなりますよ。
アニメに出たキャラクターの愛用品や背景を物凄い速さで特定したり・・・っていうのも見かけますからね。
よくは知りませんが、ウワサによると最近札幌市が舞台になっているアニメがあるらしく、結構近場が背景モデルとして出たらしい・・・との話を見かけました。
まぁ・・・周辺住民としてはその辺に妙な輩が続出しないことを祈る限りです。
「人が来ること」に対してNoとは言いませんが、TPOをわきまえない人の騒動は聞こえてきますからね。
ま、ワタクシが「伝え聞き」ぐらいなんで、「大ヒット!」って感じではなさそうなので、その辺は救いかもしれませんけどね。
「表現」にはそのこと以外の多種多彩な知識やイマジネーションが必要。
「1つのことが好きだから、それをしたい」というのには、「何かを表現する」っていうのは合わないような気がします・・・と言うのがワタクシの持論です。