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2010年7月 1日(木)

穴だらけ。

選挙を目の前にして持ち上がってきた消費税の話。

10%にするだとか、品別で税率を変えるとか、低収入世帯には税金を還付するとか。

全ての品に一律という仕組みには、ワタクシも少々疑問を持っていたりしますけど、抜け道は沢山あるよなぁ・・・と。

例えば、今も菓子売り場に並んでいる「食玩」といわれるモノ。

「食」の部分はラムネとかガムが申し訳程度に入っているだけで、残りは「玩具」というモノ。

数百円から、高いものは1000円を超えるものも売っていたりします。

「食料品の課税率を変える」なら、コレは課税的にはどうなるのか?というのが疑問。

食料品扱いでスーパーのお菓子売り場に並んでいるわけですよ。
ついでに流通経路も食料品。

コレの課税を「食料品」とするのか、「それ以外」とするのか。という疑問。

もし、それが許されるなら、服飾品にラムネ菓子やガムをつければ非課税になったり・・・ってのがありえるんじゃないか?とかね。

極端すぎる例になると、自動車+ガム1つで消費税分は非課税?って話も出てくると思うんですよ。


消費税還付にしても、どうやってその金額を把握する?って話ですよ。
1年間とか1ヶ月間とか、レシートを全部取っておいてそれを計算して申請出せ・・・ってなるんですかね?

レシートに名前が書いてあるわけじゃないから、本人だという証明なんぞ出来ない。
買い物の度に領収書を書いてもらうって言うのも手間を考えると現実的じゃないでしょ?

そうなるとさ、色んなレシートをかき集めて申請ってすれば、ぶっちゃけ「錬金術」になっちゃうと思うんですよね。

ほら、事務所費で少女マンガやキャミソールが出てきた議員さんがいらっしゃいましたが、そういうことがやり放題なんじゃないかなぁ・・・なんてね。

世帯数が世帯数だから、全ての買い物について購入履歴をチェックするっていうのはほぼ不可能でしょうし。

どれにしても、色々と穴が多いと思うんだよね。

税収が少なくなっている中、どうやって税収を増やすかって躍起になってるんでしょうけど、「ぶれている」までは言いませんが、「期待を持たせて詳細は誤魔化す」みたいな雰囲気がしてしまうんですよね。

上手い税収アップの方法でもあればいいんでしょうけど、それすらも詰まってる状況ですし。

産業の仕組みにしても、公共事業で建築業が潤っていればよかった時代と違って、職種が多種多様に膨らみ、多いのはサービス業という状況になっているワケですし。


なかなか難しい気がしますね。この辺は。

次の選挙でどう振れるか・・・ですかね。

良いほうにいけばいいんですけど・・・ね。

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