前日の日記

翌日の日記
 
2010年4月12日(月)

事実と思惑。

ここ数年で、確実にシェアが伸びている「スマートフォン」と呼ばれる多機能電話。

ネット上に転がるニュースやブログを見ていると、「持っていないと時代遅れ」といわれてもおかしくないような感じすら抱くのですが、本当にそうなんだろうか・・・というのを書いて見たいと思います。

日本では、おそらくウィルコムの「W-ZERO3」あたりが発端でしょうかね。
次にソフトバンクというかアップルの「iPhone」。
今は「Android」というGoogle製のOSを積んだ機器が出てきておりますね。

世界的に見ると、日本の携帯電話は独自機能が多く、「ガラパゴス携帯」といわれております。

「それは悪いことだ」といわんばかりに、「世界的に使われているんだ」とスマートフォンが上がってくるわけですけど、それってどうなんだろうな・・・と。

「日本でしか使えない」というコトをマイナスと考えなきゃいけない人って、そう多くないと思うんだよね。

商業的に考えれば、海外で展開できないというのが問題になるでしょうが、使っている側としては、ガラパゴスでも全然問題ないわけですよ。

ガラパゴス諸島に居る固有種が、己が固有種である事を憂えているワケじゃないでしょ?と。


多機能でさまざまなコトが出来ることが売り・・・と言っても、多機能でさまざまなコトが出来ることを望んでいるっていうのもそんなに多くはないと思うんだよね。

「電話とメールが出来ればいい」って人も結構居ると思うんですよ。


「モノを言う人」は、多数はでは無い。そんなことも思うワケで。


テレビ番組にクレームが入る。
大々的に揚げ足取りのように報道される。
でも、そういうクレームを付けた人は、見ていた人からみたら少数。

それなのに、大多数の人がそう思っているように見える。

「サイレント・マジョリティ」(静かな多数派)というらしいんですけど、「個人での情報発信が出来る」というインターネットの特徴上、「物言う人」が多く居るように見えて、世界的にそういうモンなんだろう」と思いこんでしまうっていうのはありそうだなぁ・・・と思ったりします。

この、スマートフォン理論と同じ方向性が見え隠れするのが、テレビゲーム業界。

重厚長大、写真のような美麗グラフィックで、対象年齢が高めのソフトを鼓舞する声が多く聞かれて、雑誌とかでもそういうソフトが取り上げられているわけですよ。

でも、実際に売れているのはリアルとは程遠いソフトが多数。
ポケモンやら、WiiSportsやら、Newスーパーマリオやら、明らかに「リアル」じゃないですよね。

WiiとDSが台頭してからはその傾向が一気に加速したような気がします。

個人的な感覚ですけど、ヤの付くお仕事の人をフューチャーしたゲームが、あたかも一般ウケしているようにゲーム雑誌のトップを飾ってたりするってのは、正直どうなのかな?と思ったりします。

まぁ、雑誌はスポンサーとの兼ね合いもあるでしょうけどね。


「流行っています」って言う情報は、裏に何かあるんじゃない?とかね。


と、「今年の水着のトレンドはパステルカラー」なんていうニュースを見たりで書いて見ましたとさ。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL 

コメント (0)

コメントを投稿

※メールアドレスは管理人にのみ通知され、公開されません。