数日前、北海道厚沢部町で、車両から火が出て、4児が亡くなるという事件が起きました。
その検証が続き、原因は「電子式ライター」である可能性があると発表されました。(YahooNEWS)
車の中にはゴミが散乱していたとはいえ、ライターの火がココまで大きくなるものなんですね。
車内の内装って、ある程度の難燃性はあるだろうし。
それほど車内が可燃物であふれていたのかもしれませんけど。
一方で、以前より問題性が指摘されていたものの、今回の事件の原因となってしまった「電子式ライター」。
ココで言う「電子式ライター」というのは、ボタンを押すだけで着火できるライターのこと。
ボタンを押すと「カチッ!」って音がするタイプです。
昔からある、回転式のヤスリで火花を散らして着火させるフリントタイプだと、着火にコツがいるので、着火がしにくいというのが特徴。
「着火がしにくい」というのは、子どもが遊びで使いにくいという利点がありますが、普通に使う大人にとっても、使いにくいのは同じこと。
最近は電子式ライターの方が多いんじゃないかなぁ・・・という矢先のこの事件。
おそらく、「子どもが簡単に着火できないようにする」って言う規制が今後入るような気がします。
海外ではすでにそういう風になっているらしいですしね。
まぁ、どうのこうの言っても、「ライターは子どもの手の届くところに置かない」というのはまず基本。というか当たり前。
それを差し置いて「構造が悪いから」というような方向に持っていくのは大間違いだと思うのですよ。
それでも事故は起きてしまうから、構造を見直す。
コレが本来の流れだと思うんですよ。
「さらに安全性を増す」ためのものであって、「根本的な解決」を求めるものじゃない。
だから、根本的な危機管理がないと、どんな対策だってムダになるってことを忘れちゃいけないと思うんだよね。
子どもを危ない目に合わせない。
コレは親の義務だと思うんですけど、そう感じない人が増えてるんですかねぇ。
まぁ、ワタクシはタバコも吸わないですし、子どもも居ないので、今のところ縁遠い話なんですけどね。