「都市鉱山」という言葉があります。
都市でゴミとして出されるものの中には、希少金属などの資源がが沢山含まれている・・・というのを鉱山に見立て表現されたもの。
貴金属が多い装飾品だけではなく、数多の電気機器に含まれるレアメタルもバカにならないらしいです。
そんな中、昨年11月から経済産業省が主体で「たんす携帯回収」なんていうキャンペーンをやっていて、その結果が発表されました。(YahooNEWS)
この記事によると、回収した携帯電話は約57万台。金だけでも7000万円相当だそうです。
このキャンペーンは、抽選で商品券が当たるという特典をつけて回収を喚起したのですが、コレって一時的じゃダメだと思うんですが、いかがなモンでしょうか?
あと、使わない携帯とはいえ、もともとはそれなりの価格なワケですよ。
「携帯電話には沢山の希少金属が使われています」と、資源的価値をあおっておきながら、回収は無料っていうのが腑に落ちないのはワタクシだけでしょうか?
現金じゃなくてもいいんだよ。
キャリアのショップに使わない端末を持ち込んだら、500円ぐらいのプリペイドカード(docomoでいう「モバイラーズチェック」)と交換でもいいと思うんだよ。
でも、「貴重な資源だから回収してます」ばっかりで、回収した携帯から出た「貴重なモノ」が売却された金額は何処へ?っていうのが気になったりするわけで。
まぁ、回収した金属の価格が、回収・再生コストを上回るから・・・ってのは大いにありえそうだけどね。
単純計算しても1台あたりの金の価格は122円。
基盤から金属を引き剥がして~っていう作業を、缶ジュース1本分で出来るとは思えないよね。
他の金属の価格は、金属相場が良く分からないのでなんとも言えないんですが、何だかんだ行っても、500円以下には収まりそうな感じですね。
・・・コレをアピールしたほうがいいと思うんだけど。
「貴重な資源が含まれて居ます」の連呼で、数千円の価値はあると思ってる人が多いんじゃ・・・とか思っちゃうわけで。
まぁ、難しいところだとは思いますけどね。
「資源的価値がある事」と、「含まれている金属価格は大したことが無い」っていう相反する内容をアピールしないと上手く行かないんだから、コイツは無理難題ですよね。
まぁ、沢山持っている人は何個か出してもいいんじゃないっすかね?って感じです。
ワタクシは、4年前に機種変更した時に白ロムになったのが1つクローゼットの奥で眠ってます。
その携帯、「N503iS」は、かろうじてアプリが使えるというシロモノ。
もちろんカメラなんてついてませんでした。
3年8ヶ月も使うと、アプリも使えないのがほとんどだし、酷い時は着信音サイトからも見捨てられた・・・ってのもありましたからね。
で、今の端末はそれを越えて4年オーバーに突入したんですけど、とりあえず機能的にはあんまり不都合は無いんですよね。
カメラもあるし、見れないサイトとかもないし、着うただとかには興味ないし。
・・・でも、物理的に壊れそうではあるのは事実です(苦)。
気軽に機種変更出来るようにならないかなぁ・・・なんて思ったりもするけどね。