「こんなところに店が出来て、大丈夫なんだろうか?」
そんなことを思わせるところに、ひょんと出店する店がたまにあります。
「近所」と言うほど近くでは無いところに、牛丼屋が開店準備を進めているのです。
駅までは、「徒歩圏」と言うには少々距離がある場所。
もちろん、オフィス街でもなんでもなく、周りは大体住宅地。
大学などがすぐそばにあるわけでもなく、建物のほとんどは一戸建て。
そんなところに、突然出来た牛丼屋。
チェーン店だから、収益見込みがあっての出店なんだろうけど、大丈夫なのかなぁ?というのがささやかな疑問。
関東圏だと、駅の周りには商店街があり、そこに定食屋がある・・・という光景が当たり前にあります。
会社帰りの人たちが、帰り際にちょっと食べて帰る。というのを想定しているからでしょうね。
しかし、札幌は「駅の周りに商店街」というのは余りなかったりします。
まず、札幌は「車を使う」というのが当たり前の文化があります。
札幌市内にJRの駅はそれほど無いので、札幌市民の足は「地下鉄」の方が多くなります。
地下鉄は既存の道の下を走り、それまでなんでもなかったところに突然駅が出来たりします。
その結果、昔からあった商店街(地区の中心の賑わい)とは外れた場所に地下鉄駅の出入り口が出来たりするのです。
駅が出来たことで再開発が行われる例も少なからずありますが、既存の建物との兼ね合いもあり、「駅が出来たことで大きく変わった」という場所はそれほど無いように感じます。
で、そんな中、「駅前の定食屋」というのは、チェーン店も昔ながらのも含めて余り見かけない気がします。
そんな中、住宅地に作られた牛丼屋。
家族連れが、食事に行こう!ってなっても選択肢には入りそうに無いわけで。
・・・大丈夫なのかなぁ?
新規出店があると、関係なくてもなんかワクワクするけど、あっという間になくなって、ずっと空き店舗というのは、余計に寂しさを感じさせるわけですよ。
札幌駅の目の前の一等地ですら、空き店舗があり続けてるんだから、郊外なんてなおさら。
なんか入ったなぁ・・・って思ったら、各地を転々としているらしい怪しい健康器具や健康食品の店で、すぐにまた空き店舗に戻ったりするしね。
・・・あの転々営業の怪しい店の収益もささやかに疑問だけど(笑)。
まぁ、ちょっと食べに行きたいかな?とおもう部分も無いわけでは無いけどね。
理想は、そこが切欠になって、思わぬ商圏が発達する・・・ってなればいいんだろうけど、牛丼屋にそれを望むのはちょっと酷ですよね(苦)。