先日、DSi LLの動作中の本体を店頭で見ました。
視野角はそんなに変わってないような気もしましたが、画面の大きさは圧倒的ですね。
今までのゲーム機とは違う需要(敬老の日需要etc)があることを考えると、逆に遅かったんじゃないか?と思うほどだったり。
そんな中、mixiニュースで見かけたのを、今日の話題にしたいと思います。
「欲しい人がいなければ売れない、ということ」(All About)
今年、ほぼ同時期に発売された、「DSi LL」と、「PSP go」の売り上げを比較し、明暗が何処で別れたのか・・・という話。
「DSi LL」は、利点も欠点も「大きいこと」。
「PSP go」は、「PSP goを買う理由」が薄いということを書いていました。
この記事は、非常に分かりやすくて、いい事を書いているなぁ・・・と思いまして。
商品の利点を、上手く説明し、それが「欲しい」と思う人が多ければ売れる・・・と。
でも、コレだけじゃない逆風が、「PSP go」にはあったんですよ。
まずは、PSP-3000の値下げ。
19800円だったPSP-3000は、PSP goの発売日・値段が明らかになった後に、16800円へ値下げされました。
これにより、PSP goとの価格差は1万円に開きました。
PSP goの敵は、DSiではなく、PSP-3000だった。と。
それでいて、「出来ること」は現行機より少ない。
1万円高いのに、できることは少ない。
コレは利点は薄いですよね。
個人的には、「最近のゲーム機は、インターネットに繋がっているのがデフォルト」のような気がしてるんですけど、実際はゲーム機のインターネット接続率ってそう高くないんですよね。
2008年1月の調査(nikkei BP net)、では、少々古いデータではありますが、据え置き機で高い数値ですが、携帯機はそれよりも低い数値となっています。
つまり、「インターネット接続が必須の携帯ゲーム機」は、最初の時点で相当ハードルが高い。
しかも、容量が大きいソフトはダウンロードするのにも時間が掛かる。
PSP goの無線LANはIEEE 802.11bなので、公称速度でも11Mbps。実測ではもっと低くなるとなると、大容量ソフトで遊ぶのにとっても待たなきゃいけない・・・ってことになるわけで。
また、店頭でソフトのパッケージが見られないというのも、難点だよなぁ・・・と。
店頭で、ソフトのパッケージを見られない。
つまり、「そのハードで、何が遊べるのか」が分かりにくい。
何を遊べるか分からないハードを、買う気にはなりにくいですよね。
ダウンロード販売は便利ですが、そういった意味で「分かりにくい」という状況にもなりえます。
自分から、能動的に情報を入手しに行かないと、何が手に入るのか。何が遊べるのかが分からない。
これは、結構な難点だと思うんですよね。
そんなこんなで、今のところ差がでたPSP goとDSi LL。
今後、どういう風に舵を取っていくのかが注目でしょうかね。