製品を手にした時、「それをどういう気で作ったのか」というのは、余り表には出てきません。
きっと、面白い話がたくさんあるはずなのに・・・と思うと、少々もったいない気もしますが、機密とかもあって難しいのかな?と思ったりします。
任天堂ホームページのDS、Wiiの各ページで「社長が訊く」というインタビューがあり、それがかなり面白いのです。
その商品が、どういう考えの下で作られたのかを社長の岩田氏が訊く形で掲載されています。
最近掲載されたのが、「ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー」のインタビュー。
リメイク元の「ポケットモンスター金・銀」の話や、アニメをはじめとしたマルチメディア展開の話なども書かれております。
アニメが始まった頃、おそらく「金・銀」が出る前に、ゲームがどうやって作られたのかとか、商品化やアニメの企画がどうだったか・・・ということを書いた、「ポケモンの秘密」という文庫本があったのですが、そこに書かれていること一致し、いかに「一貫した信念」の先に作られたか・・・というのを感じさせるようになっています。
そして、岩田社長のスーパーマンっぷりもよく出てきていますね。
プログラミング能力が非常に長けている上で、経営能力もある。
ホント、「逸材」ってこういうことを言うんだろうなぁ・・・と思ってしまいます。
「ポケモン」の基本の完成形は、「金・銀」だと思っているので、今回のリメイクも否応なしに期待していたりします。
CMも、「小中学生には黙ってても売れるから、さらに上の層を見よう」っていう感じなのが多いみたいですね。
確かに、10年経てば当時の「子ども」は大人になってますしね。
そして、「大人になったらゲームは卒業」っていうのも、もう言う人はほとんど居ないんじゃないかと。
電車の中で、DSやPSPを持っている人も少なくありませんしね。
GBAの頃は、そう多くなかったですけど、今は明らかに増えていると思います。
先日、友人と歩いていた時に見せてもらった、ドラクエの「すれ違い通信」だって、学生の列の横を通った訳でもなく、見回せばスーツを着た会社員の人たちが多いのに、あっという間に3人の枠が埋まっていったわけですし。
・・・そりゃぁ、狙わない訳無いよね・・・と。
個人的には、「ポケモンは子ども向け」と思っている人にほどやってほしい。
非常に良くできたゲームですから。
「内部数値がどうたら」とか、「大会で優勝する」みたいなレベルまでやり込めとは言いませんけどね。
ワタクシも、「普通じゃ分からない部分まで到達する」ってのはあんまり好きじゃないので。
と、そんな感じで本日の日記でした。