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2009年3月 3日(火)

責任の在り処

それってどうなの?っていうような、訴訟って起きるんだなぁ・・・と。

マンナンライフを提訴=死亡1歳児の遺族-こんにゃくゼリー問題・神戸地裁支部ってなニュースを見て思うわけですよ。

昨年の7月に、1歳の男児が半解凍状態だったと見られる「蒟蒻畑」を喉に詰まらせ、2ヵ月後に死亡した・・・というのが事件の概要。

これを受け、政府から「改善するまで販売自粛が好ましい」といった話が出て、「じゃあ、餅はどうなんだ」という話になったのは記憶に新しいところ。

餅やパンの方が、「喉に詰まらせての死者数」は多いらしい上に、「幼い子どもには食べさせるな」と注意喚起は商品にもされている上に、半解凍状態という状況から言って、ネット上で見られる反応は、「やりすぎではないのか」という意見が多かったように思います。


ワタクシもそっちの意見側の人だったりします。

両親が、自分達の行動を棚に上げて企業のせいにしたがっているような気がしてならないのです。
そりゃぁ、子を失ったやり場の無い思いがあるのは分かりますが、余りにも身勝手すぎじゃないか?と。

月齢までは分からないのですが、1歳ごろは、まだ離乳食を食べていてもおかしくない頃です。
離乳食からはなれていたとしても、子どもに与える料理の食材は小さく刻むのが「あたりまえ」。
ましてや、これ以前から、こんにゃくゼリーを喉に詰まらせる問題は報道されており、「私は知らなかった」と片付けられる状況ではないと思うのです。
もちろん、この事件以前から、パッケージには注意書きが多く書かれていましたし。


ここからは、個人的な疑問。
喉に詰まらせた後の、「応急処置」は行われたのかな?という疑問。
当方のような未婚の野郎ですら、「子どもが喉に何かを詰まらせた時は、足を持ってさかさまにしてもいいから吐かせろ」という話を知っているわけですよ。
あと、掃除機を使えって話もあるよね。

で、両親はこの応急処置を行ったのかという疑問があるのです。
「目を離していて、応急処置が遅れた」というのであれば、様子に目を配っていなかった親が悪い。

「目を離している間に、子どもがタバコを食べて、病院に駆け込んだ。タバコ会社は病院代と慰謝料を払え」って言っているのと変わらないと思うんですよ。


この記事によりますと、両親は「マンナンライフ社の企業努力によって(死亡事故は)防げた」とコメントをしているようですが、「両親が努力すれば、あなたがたのお子さんの死亡は防げた」と思っている人が、世間には少なくないのでは?と思ってしまいます。


「子どもを育てる」ってのは、そんなに甘っちょろいモンじゃ無いって思うんだよ。

自分の全てを犠牲に出来る覚悟がないなら、子どもを望むな!と。

多少の誇張はありますが、それぐらいの覚悟が必要だとは思うよ。ホント。


なんにせよ、この話は、「自己責任だ」という言葉で片付けようとは思いませんが、「責任転嫁」はしちゃいけないと思うんだよね。

と、そんな感じで本日の日記でございました。

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