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2009年2月28日(土)

あれから...

あれから8年ですよ。

ランドネット消滅から。
「ランドネット」と検索すると、不動産会社が引っかかるようになっちゃったワケで。解説が必要でしょう、こりゃ。

「ランドネット」とは、Nintendo64の周辺機器「64DD」を使用したインターネットサービスのコト。
「ランドネットディスク」を使っての、メール・ブラウジングの他、「マリオアーティスト」というソフト(絵を描いたり、ムービーを作ったり、ポリゴンモデルを作ったり・・・というソフト群)のデータをやり取りすることが出来ました。

2000年2月24日にサービスを開始し、2001年の2月28日にサービス終了。

それから8年間ですよ。

モデムから流れるパルス音、ローディング中に流れる「ドコドン ドコドン」というドラムの音、ローディング完了で鳴る「ピャブ!」という音も、もう8年前ですよ。

僅か1年間というサービス期間でしたけど、どれだけ好評でも、8年間は続かなかっただろうなぁ・・・と。

ゲームキューブ発表時のニュースをみると、後継機のゲームキューブの動きとして、99年5月に松下と包括提携。この時点で光学メディアを使うことが決定されたと思って間違いないでしょう。
で、2000年8月25日に発表。
発売は2001年9月14日ですが、この時点では7月発売予定。

N64に見切りをつけていたというのが、この発表の真意な気もしますが、ランドネットが売りとした「ネットを使ったゲーム」というのに魅力があるのなら、ゲームキューブに通信端子を標準装備するような気がします。

1998年発売のドリームキャストにはモデムが標準装備で、LANアダプタが別売りだったので、標準装備する気があるなら、出来るハズだよなぁ・・・と。

でも、回線コストはまだ高かった頃だから、「ネットを使って何かするには時期尚早」と考えていてもおかしくないと思います。

ADSLの普及が2001年ぐらいからなので、ゲームキューブの設計段階で「大容量ダウンロードを安価に出来るのか」ってのは切られて、「必要になったら底面のポートに繋げる」ってコトになってそうかな。

まぁ、サテラビュー、64DDの状況を見て、「いける!」って言う方が難しいだろうけど。


話がスゴイ曲がってしまいましたが、続いていたらどうなってたか・・・って話だよね。

新型機への移行を進めるためにも、64DD版とゲームキューブ版のサービスを作成。

「別のハードが必要」っていう仕組みはゲームキューブでは通用しないので、ブラウザとかが入った「ランドネットディスク」が1年間ごとの更新制とかにすればクリア出来るかな?と。
データ保存用に、SDカードアダプタあたりを早めに出していれば何とかなるかも。
でも、あの頃のSDカードって結構高かったからなぁ・・・。


・・・いろいろ広げようかと思うんだけど、「もし」を話すために、ものすごい数の「もし」が必要になってきて、なかなか難しいね(苦笑)。

もし、ランドネットが1年で終わらなかったら。を話すためには、「もし、通信費が安かったら」とか、「もし、N64がトップシェアだったら」とか、「もし、64DDのソフトがもっと充実していたら」ってのが必要になって来るわけですよ。

そして、それらの「もし」を考えるためには、さら「もし」が必要になってきて、何処まで掘り進めばいいか分かったもんじゃないって話ですよ(苦笑)。

まぁ、1年間で終了ってのはあっさり過ぎる上に短いとは思ったけど、ハードの世代交代を考えると、精々続いても3~4年ってだったんじゃないかなぁ?と。

その間に、ゲームキューブ版に移行して・・・って感じになるのが想像しえる「最高の結末」のような気がします。


ただ、「有料のネットワークサービス」が成功してしまうと、DSやWiiで出来る「無料で遊べるWiFi」という仕組みが生まれるきっかけが無くなるんだよね。

まぁ、WiiやDSのWiFiで遊ぶ時、そんな「壮大な実験」のような仕組みがあったことを思い出してください(笑)。


えー、64DDについて興味をお持ちの方は、64DD研究所様が日本国内で一番詳しいと思いますので、そちらでどうぞ。

と、そんな感じの本日の日記でございました。

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