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2008年12月 5日(金)

モノとの付き合い方

天気さえよければ・・・というような最高気温の本日。

ところがどっこい、天気は雨。

週末に雪が降り、それが根雪に・・・という予報が出てました。

早いなぁ・・・とか思うけど、時期的には決して早いわけじゃないらしいです。


はてさて、そんな本日の話題。

大阪府の橋下知事が公立小中高校での携帯電話の持ち込み・校内の使用を禁止する~という表明をだし、あっちこっちで波紋が起きているようで。(参考:YahooNEWS)

ワタクシの基本姿勢は、「議論のない禁止は何も生まず、思考を停止するだけ」というコト。
コイツをちょっと頭の隅において読んでください。

「携帯を持たせません。学校に持ち込ませません」で、今問題になってる「プロフ」とかの問題が解決するとは思えないんだよ。

家に帰ればPCがあるわけでしょ?
一度出来た週間や流行やコミュニティをぶち壊すことってなかなか難しいと思うんだよね。

子どもが親の言うことを聴かないで、携帯電話に依存する理由のひとつに、親というか「大人への不信感」があるんだと思うんだよ。

理由もつけずに「大人だからいい」とか、「お前にはまだ早い」と突っぱねられたら、信頼できるものも出来ないと思うんだよ。

子どもの意見も聞かずに、「とにかく必要ありません」と言い張るのは、大人への不信感しか生まないと思うのです。

知事記者会見の該当部分を読みながら書いてますけど、「社会人になったらいやというほど使うから、今は使わないで自分の時間を使え」ってのは、「ひとつの考え方」でしかないと思うんだよね。

そもそも、若年層にも携帯電話が普及したかって考えると、「メールや通話で、自分の時間を充実して使えるようになるから」じゃないのかな?と思うのです。


判りやすい「悪」を作って、それを禁止してそれでOKって言うのは、教育という面でいいと言えますかね?

記者会見では、リテラシー教育をするという内容も含まれていますが、禁止ありきで、とってつけたような感が拭えません。

リテラシー教育って、経験を絡めないとダメなんじゃないの?って思うんだよね。


「携帯電話とのちょうどいい距離の付き合い方」ってのが大切なんじゃないかなぁ?って思うんだよね。


でも、高校生はともかく、小中学生はいらないだろ・・・って思うのは同意。
本来は、小中学校までの「義務教育」で、リテラシーや価値観を叩き込まないといけないんじゃないの?

高校って義務教育じゃないんだぜ?
現代じゃそう多くはないけど、その歳で社会人になることだって可能なワケじゃないですか。
その前の教育をなんとかするのが先決じゃないのか?と思うワケで。

小中学校だと、「別の学校の友達」なんてそうそう居ないけど、高校だとそこそこ居ると思うんだよね(居る人にはね)。


子どもだって、信頼してもらわなきゃ信頼しようとはしないし、信頼のない人の話なんて大騒ぎしたって馬耳東風ですよ。

ここまで根付いた以上、携帯電話が「なくなる」ということは考えにくいワケで、「臭い物に蓋」な対策ではなく、長い目で見た「教育」が必要なんじゃないかなぁ?と思います。


個人的な意見ですが、好き勝手に使って、一度イタイ目にあった方が使い方考えるからいいんじゃないの?とか思ったりもします。

親も、子も、センセイも、知事も、周りの話を聴こうぜ?
聴いてから考えようぜ?

「聴いても無駄」、「話にならない」って切り捨てるには、ちょっと早いんじゃないのか?と。



ま、携帯が禁止になったら、なんか別の逃げ道みたいなのが出てくるような気がしますよ。

イーモバイルのEM・ONEとか、「通話できないから電話じゃありません」とか言われたらどうするのさ?


ま、この騒動も、「考える機会」ぐらいにはなって欲しいとおもうけどね。

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