雪が降る数週間前に羽化するといわれる「雪虫」。
白い綿のようなものを身に着けた小さな虫。
街をあるいていて、ふと目に入る。
「今年もこんな季節になったんだ・・・」とそう遠くない初雪に思いをはせる・・・
なんて、ロマンティックにいえるのは1匹2匹だから。
近くの大きめの公園の前が、「雪虫ストーム」状態ですよ。
自転車で走ると、Windowsのスクリーンセーバーの「宇宙飛行」みたいに雪虫が流れていくのが見えるんですよ。
口や鼻にも入りそうなぐらいの大量に飛んでいるわけですよ。
実際、入ってるんじゃないか?と思ったりもしますが、ハエ見たいにうるさく攻撃的に飛ぶ虫じゃないので、分からないのですよ。
「白いものを身につけた」と冒頭に書きましたが、本体は黒い虫です。
その辺を飛んでいるから、背景と体が一体化して見えて、白い部分だけが目立つわけですよ。
でも、淡い色のジャケットにつけば黒い方が目立つワケですよ。
・・・気持ちいいもんじゃないよね。
ジャケットにも着いたぐらいなんだから、髪の毛とかにも絡まってそうだなぁ・・・とか思うと、やっぱり気持ちいいモンじゃないなぁ・・・と。
ハエとかトンボみたいにすばしっこければ、人にぶつかるなんてコトは無いんだろうけど、雪虫はどっちかって言うとカゲロウみたいにふわふわ飛んでいる感じですから、平気で人にぶつかってきますし、手で払ったぐらいじゃ去ってもくれません。
もうちょっと、自分の命を大切にして生きていただきたいところです。
ちなみに、彼らはアブラムシの成虫で、白い部分は分泌される蝋成分なんだそうですよ。
アブラムシの天敵はテントウムシ。
今年、我が家の庭の植物に大量に沸いたテントウムシの幼虫は、近くにアブラムシ(=雪虫)がたくさんいるってコトの証拠だったのかも・・・なんて勝手に思ったり。
テントウムシがカゲロウのように大量に飛んでいるという光景がないので、個人的にはテントウムシを支持したいところです(笑)。
まぁ、どっちも「適度に見かける」ぐらいでいいんですが。
昔は、虫を見てもなんとも思わなかったし、飽きないで見ていたものなんですが、純粋な子どもの心と一緒に消えてしまったようで。
無駄な殺生はしない主義ではありますが、虫をあんまり気持ちいいモノだと感じなくなってしまっていたり。
北海道にあの悪名高き「G」が居ないのが救いなのかなぁ・・・
引越し前日に初めて遭遇したけど、アレが毎日出てきたらホント気が滅入るわ。
と、そんな感じの本日の日記でした。
雪虫ストームが終わると、スノーストームな季節になっていくんだろうなぁ・・・。