札幌では今日が七夕。
街に響くは「ろうそくだせ~」の歌声。
今の家に引っ越してきた5年ぐらい前は、結構いたはずなのに、今年は20人以下だったらしいです。
一人当たり数十円程度なのに、貰えば嬉しいモンですからね。
500円も出せば、貰う程度のお菓子なんて買えるのに、なんか違う嬉しさがあるんだよね。
ところで・・・
♪ろうそく出せ 出せよ
出さないと引っかくぞ
おまけに○○○○○♪
最後のところ、子どもによってまちまち。
口ごもっちゃって聞こえない子も少なくない感じ。
なんなんだろう?と。
自分の時は「かっちゃくぞ」だった記憶がありますが、「引っかく」も「かっちゃく」も、爪で強くこする意味だよなぁ・・・と思ってました。
で、軽く調べた。
で、北海道のみの行事ってコトにかなりデカイ衝撃を受けた(笑)。
Wikipedia ローソク貰いによると、5文字パターンだと「噛み付くぞ」 「喰い付くぞ」 「ひっかくぞ」 「かっちゃくぞ」のパターンがあるようです
正直、本州の江戸時代以前ぐらいからあった慣わしが発祥で全国にある…ってな感じだと思っていたんですが、北海道のみの習慣だったとは・・・。
この歳になって超ショック。
「七夕で、願い事も出来ずに川原にいた子どもに、貧しい老夫婦が明かりだけでも・・・とろうそくを渡したところ、その子どもは星空に上り、願いをかなえた・・・」みたいなストーリーがあると思ってたんですけど、そういうのは全然無いのね。
歴史の浅い北海道。何でろうそくなんだろう?
Wikipediaによると、津軽地方のねぶたが源流では?というのがあるみたいですね。
で、北海道にありがちな「合理化」で、「子どものお菓子」に変わったと。
「北海道にありがちな合理化」ってのは、歴史が浅いせいなのか、どうでもいいような伝統を無視したコトが多い。って話。
有名どころで言うと「結婚式」。
道内だと、「会費が幾ら」というのを明確にした招待状が届きます。
入る金額として会費+ご祝儀という形になり、両家の負担が少ない・・・らしいです。
「ろうそくを取りに来た子どもにお菓子をあげてた」ってのも大いにありえるけどね。
むしろ、そっちの方が可能性が高いか(笑)。
と、そんな感じで七夕の日記でした。
願い事しなくなってどれだけ経つんだろうなぁ・・・と、己の汚れに苦笑いしながら終了っと。