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2008年6月30日(月)

何が真実?

ある一部だけを切り抜いて、それを良いとか悪いとか。

いやね、つい最近のお話なんですけど、「イカ」ってあるじゃないですか。

あの何体生物で10本足のヤツね。


ある日、テレビではこんな事を言っていました。
「イカにはコレステロールが多く含まれているので、気にしている方は抑えた方がいい」
と。

また、別の日にはこんな事を言っていました。
「イカにはコレステロールを下げる成分があります」
と。

栄養学系の勉強をしている妹にちょいと聞いてみました。
「テレビの言っている事を信じるな」
だそうです(笑)。


大抵の事ならわかる、インターネットで調べてみました。

イカにコレステロールが多く含まれていることは事実だそうです。
一方で、血中コレステロールや中性脂肪を押さえる「タウリン」が大量に含まれていることも事実だそうです。

つまり、「含まれる一部の成分」を取り上げて、それを「健康にいい」だとか「健康に悪い」だとか。

もうさ、この方法を使えば、毒が含まれていてもとある成分を抜き出せば「健康にいい」って言い張れるよね。


もうさ、ここまで来ちゃうと、大抵のモノには健康にいい栄養素が一つぐらいはあるわけじゃないですか。

多分、「毒が含まれていて、食べると危険」っていうモノ以外は「健康にいい」って言ってもウソじゃないよね。と。

「カロリーが高い事」が悪みたいな言い方をしたって、ノンカロリーのモノばかり食べていたら、体が動かなくなりますよ。


「体に良いから」と、食事を取らずにサプリメントばっかり食べている人も居るらしいですが、コレと同じオチになりますよ。おそらく。


どんな成分であろうとも、過剰摂取がいけないのであって、「取る事が悪い」と煽るのはどうなんだろう?と。ね。


サミットに便乗し、報道される「エコ」の話も近しい感じもします。

「消費電力の少ない物に買い換えましょう」と、処分に掛かるエネルギーを無視した報道をしてみたり、わかりやすい「悪者」をでっち上げてそれを駆逐するかのように動くとか。

店の深夜営業を控えろ…なんて話も出てますが、深夜の電気って、発電所を止めるわけに行かないから余ってる…って話を聴きます(事実、安い深夜電気料金を使ったセントラルヒーティングシステムなんぞがあったはず)。

いくつかの店が深夜営業をやめたところで、発電量を「変えることが出来ない」なら、CO2の排出量なんて変わらない気が。

発電比率にしても、CO2を出さない原子力発電が増えているんだから、さらに効果薄な感じも…


と、結局は「エコ」なんて「格好だけでいいじゃん」って思ってるんだろうなぁ…。

「一人ひとりが~」と、切羽詰ったような事をアピールしても、産業界(工場とかね)での対策の方が排出量も多いし、対策による効果も大きいと思うんだけどなぁ。


かなり極端な話になると、「CO2が温暖化の原因である」というのも「信憑性の高い説」でしか無い訳で。

まぁ、サミットが終わったら「喉元過ぎれば~」ってヤツで、何にもならないんじゃ…って思う部分も。


何もしなくてもあらゆる分野の技術革新で、「新しいのを買えば減る」っていう仕組みを作り出せばいいんじゃないの?って思うのです。
もちろん「壊れてから買い換える」というのを前提でね。

「エコバック」の話とかもやりたいところですが、大した内容じゃないので割愛。


そんな訳で、情報を正しく読むのってむずかしいよね。って話でした。(強引)

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