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2010年12月15日(水)

規制と騒乱

東京都の条例改正案が、漫画・アニメ業界を中心に問題視されていたのですが、それが本日可決したそうな。(YahooNEWS)

ニュース記事だけを鵜呑みにはしたくなかったので、条文自体を探したところ、Wikipediaにありました。

11月の改正案というのを見てみますと、なんで「実写を除く」ってわざわざ但し書きしてるのかなぁ?ってのも疑問。

性的な部分だけを取り上げてますけど、その上の「一」の項もなんか変な感じが。

「犯罪を誘発し」ってさ、要は「犯罪行為をしたものが正義」みたいな扱いはダメってことでしょ?

「親が子供にゲンコツを食らわせる」ってのはどうなの?とかって話になると思うんだよ。

しつけと暴力の境目ってのが分かりにくいけどさ、漫画・アニメでデフォルメされて痣だらけなんてよくあると思うんだよ。

そりゃぁ、作り手側は「どういうのまでならいいのか」ってのが分からない以上、やりにくくはなるよね。


とはいえ、アニメや漫画の肩を持つつもりはさらさら無いんですけどね。

なんていうかさ、「萌え系」って言われてたの性的表現極化は間違いなくあると思うんだよね。

アニメ・漫画の対象年齢が上がってきたっていうのと、ゴールデンタイムに放送しているわけじゃないってのはあるかもしれないけど、やりすぎてナンボでしょ?ってところで話題取りをしているのが少なからずあると思うんだよね。

絵柄や雰囲気が似たり寄ったりのモノばかりになって、そういうので差別化をはかるしかないのかもしれないですけどね。


で、「東京アニメフェア」とやらに東京都がかかわっている関係で、大手出版社が参加をボイコット。

それに対して都知事は強硬な姿勢を崩していないようで。(YahooNEWS)


アニメ・漫画がそろわずしてどうやってフェアになるんだろうね。
この辺の流れは少々見所かな?なんて思ったり。

個人的に、他人の意見に聴く耳を持たない人は好きじゃありません。


で、もって、憲法規定の「表現の自由」と照らし合わせてのこの条例の違憲審査...って方向に出るんですかね。

この条例違反で誰かが摘発され、裁判で争ったりした方が双方に考える余地を作る場になるような気がします。


「本来の目的」が何なのかを忘れずに運用すれば、それほどの問題は出ない気がしますけどね。

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