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2009年5月 9日(土)

判断のための材料

ネット質問箱みたいなサイトがあるじゃないですか。

質問を投稿して、知っている人が答える...みたいなヤツ。



ワタクシ自身も、調べごとをしているときとかに、その「答え」がこういうサイトで見つかったりして、助かることも非常に多いのですが、中には「どうなの?」っていう回答があったりもします。


PC関係の回答で何気に見つかるのが、「システムのリカバリをすると治ります」という内容。

そりゃぁ、メーカー製PCのリカバリって、「ハードディスクの中身を購入時の状態に戻す」ワケだからソフトウェア的な不具合であるなら、間違いなく治るよね。

リカバリしてもダメなら、「ハードウェアの故障だ」って事が切り分けられるワケですよ。


でもさ、手間とかを考えるとシステムリカバリって「最終手段」だと思うんだよ、僕は。

確かに、「その不具合の原因が何なのか」とかっていうのは、自分自身が使い慣れたマシンであっても分かりにくいワケで、他人が使っているマシンで、その情報がさらっとしか書いていないって言う状況では、効果的な対応をしにくいのは良く分かるんですが、いきなり最終手段ってのは、なんか違うんじゃないかなぁ?と思うんです。

リカバリしないとどうしようもないっていう場合もありますけど、


「インフルエンザに掛からないにはどうしたらいいですか?」

に対して、

「無菌室で暮らせばいいと思いますよ」

って回答をしているようなモンじゃないか?と思ってしまうのです。

「OSの再インストール」に、抵抗が少ない人とかも居るのは分かりますけど、OSの再インストールが大手間だと思っているワタクシとしては、「そんなに簡単に最終手段を言われましても...」と思ってしまいます。


「OSの再インストール」に抵抗が無い人って結構居るみたいで、どこかのサイトで見て驚いたのは、「IEのバージョンを上げました。念のため、OSをクリーンインストールしてからバージョンアップしました」っていうのを見かけた時でしょうかね。

IEって、Windowsとの連携が深いってのは分かるけど、そこまでやる必要はあるのかなぁ?と。

余計なコトで無い限り、メンテナンスだとかは「した方がいい」のは当たり前だと思うんですよ。

でも、その手間と、それをしないことのリスクを分かっているのなら、「やらないと判断した」っていうのもアリだと思うんですよ。


たとえば、USBメモリなんかも、取り外す時は「ハードウェアの安全な取り外し」から、手続きをした上で取り外す「方がいい」といわれていますが、書き込んでいない時に引っ張りぬいても、使用不能になったり、ファイルが消えたり...ということは、ワタクシは経験をしたことがありません。

極端な話、「ウィルスを撒き散らす」だとか、「個人情報が抜かれる」といった「リスク」が分かっている上で、「PCにウィルス対策をしない」と思えるのなら、それでもいいんじゃないかな?とすら思ったりします。

ただ、「周りに迷惑をかけてもいい」と思ってるんだなぁ~と、少々付き合い方を考えるかもしれませんが。


まぁ、結局のところ、「自分がいいと思っていること」を、選択肢なしで相手に突きつけるのは、相手の知識がどうであろうと、やりたくないと思っているのです。

絶対的なコトじゃない限り、判断はその本人にさせるモンだと思ってたりします。

「アドバイス」は判断させるための材料を提供することじゃないかなぁ?なんてね。

あくまでも、理想論。だとは思うけどね。

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