PHASE-XX 番外編
ぼやきにぼやいたSEEDもようやく終了。
ここでは放送当日の感想を集めて掲載していましたが、その他でも何度か話題に上がっていました。 その辺を集めてみました。
2002年 10月29日
さて、札幌の店頭では明日発売の「ガンダムSEED」のテーマ曲、T.M Revolutionの「INVOKE−インヴォーク−」が並んでいました。
勢いで買っちゃいそうだったのですが、明日にでも値引きしている店に行って買おうかなぁ〜ということで今日の購入は見送り。
初回限定特典はトレーディングカードだとか。で、曲目を見て驚いたのですがカップリングに「phase shift armoured version」ってーのがありまして、何なのかが非常に気がかり。
「phase shift armoured」、劇中では「相転移装甲」と訳されていまして、エネルギーを消費する代わりに凄い耐性を誇る装甲として、5機のガンダムに装備されているのですが、テーマ曲の装甲バージョンってなんなんでしょう? そんな妙なことが異常に気になったり。
やけに主題歌が売れまくっていた放送開始直後の話。
この頃は「ファーストのパクり」臭はしていたものの、回想も少なく見やすかったんだよなぁ・・・
エンディングテーマ「あんなに一緒だったのに」も売れていました。

この「あんなに〜」だけ発売元がビクターで、その他は全部ソニーミュージック。
よくよく考えれば2つのCD会社を着けたんですよね。

なお、この後「INVOKE」の綴りは恐ろしいほど間違えて書いていたりします。


2002年11月12日
バンプレストのプライズ景品内覧会の写真で、ちょっと気になるものがあったので載せときます。
GameSpotというサイトの記事なんですけど、ガンダムSEEDの「ストライクガンダム」の結構成功なモデルが出るらしいんです。ところが、本体以外の換装パーツがみたことも無い戦闘機らしい物に接続されているんです。

多分、支援戦闘機みたいな感じになるのでしょうが、妙に現実っぽいフォルムで浮いて感じるのは私だけでしょうかねぇ?
バックパックが宇宙用ブースターで構成されているエールは、まだ高機動戦闘機って感じがしますが、ランチャーは一発ぶっ放しただけで電池切れになりそうだし、ソード装備したって、戦闘機で接近戦は墜落するだけのような気もするんですけど。
やっぱりストライク本体への運送用ってことになるんでしょうかねぇ?
まぁ、本編に出てくるまで分かりませんけど。
これが「スカイグラスパー」が初めて出た記事でした。
頻繁に変わるオープニングでのネタバレは有名でしたが、これは雑誌類よりもかなり早く、その名前すらわからない状態でした。
実際に番組に登場したのは第八艦隊と合流した12月28日の13話ぐらい。
「パック換装」というシステムでうまく見せてくれるかなぁ〜と思いましたが、それも数回。
トール戦死の回想がやたら流れたせいでそっちの印象の方が強い気がします。
2002年12月30日
えー、それでも無理やり探したネタを書きますか。
前回の「ガンダムSEED」の番組中に、ミスで絵コンテが映るとの情報を見つけまして、スロー再生をしながら見ましたよ。
それぞれコマ送りで送るコマにして一つ、映ってるんですよ、本当に。
サブリミナル効果レベルの一瞬です。
つーか、「そのシーンにある」というのを頭に置いた状態で、じーっと目を凝らして見て、一瞬何か白い画面(コンテなので、白地に黒い線の画だけ)見えるかなぁ〜程度のレベル。

最初に見つけた人、すごいと思いますよ。パチスロの目押しを極めつつある人なのではと勝手に想像してます(笑)。
こんなこともあるんだ〜っていう話でした。これ、DVD収録時に直ってるんでしょうか?
それにしても、最近のアニメってセル画使わないで全部デジタル処理しているはずなのに、どうしてこんなことが起きたんでしょうか?
2003年1月19日
とりあえず昨日の訂正から。
昨日「ガンダムエース」CMに出ていたのはストライクではなく「ガンダム10号機」ということです。
よく見てませんでした。お詫びして訂正します。

で、今まで5機しか(アストレイが赤、青、金と居るようですが)出てきていないのにいきなり10号機ってどういうことなんでしょうかねぇ?
地球連合製なのか、奪取したガンダムからデータを取ったザフト製なのかはまだはっきりしませんが。

さて、今日も書くことがないんで、昨日は書ききれなかったガンダムSEEDの話を書いていこうかなぁ〜なんて思ってます。

普通の書店で、ノート、メモ帳、下敷きといった商品を見て、改めて「ガンダムがテレビで放送されてるんだなぁ〜」なんて実感していたんですが、今日、さらに「弁当箱」を発見。「ウルトラマンコスモス」の後釜としては申し分のない展開です。

でも、肝心の番組の方は昨日書いた通り家族で見ていると気まずくなるような展開。
かつて、その路線を突っ走って、その真新しさから「エヴァンゲリオン」は社会現象といわれるまでになりました。
しかし、その商品展開はやっぱりそういうものを見ている「コアユーザー」に向けたもので、さすがに「弁当箱」はなかったと記憶しています。

また、拳銃などの暴力的なシーンにより、人気があったにもかかわらず、放送が打ち切りになり、衛星放送で完全版として放送された「カーボーイビバップ」という作品もありました。
これは、その後劇場版が公開されたりと結構な人気を誇っている作品です。
この番組の放送時間は例によって平日の6時から7時までの間でした。

なんか、この流れを見ていると、ガンダム深夜行き、もしくは打ち切りもありえるんじゃないかなんて昨日の回を見ていて思う次第であります。

まぁ、こういうのはPTAの皆様からの圧力から始まるって言うのが多いですから。

「ウルトラマン」の後釜として、子どもにアピールする作品、「ガンダム」として、ファースト世代に見せる作品という両面を持たせて両方とも破綻しつつあるような気がしてます。

性的だの暴力的だのでしか「面白さ」を表現できないって事はないでしょうし、今回のSEEDに至ってはああいうシーンを使う理由が全くといっていいほど無いと感じています。
ワタクシ自身がSEEDの“やり方”に対し、感じていた違和感が確実なものとなりつつあった頃の話。
しかし、この後も「この時間に相応しくない」内容は多々。
ワタクシと致しましては、今の小学生やそれ以下の世代がどういう風にSEEDを見ていたかを聞きたいところです。
2003年3月10日
まずは、二枚の画像を見てください。

 

左は、「ガンダムSEED」の21話が終わったあとの次回予告です。
右は、その22話の冒頭の部分です。


画質が悪い&小さいので、拡大画像を用意しました。






そう、変わってるんです。

ネット上をうろうろしてると、変わったとの情報を得て、自分で保存していた静止画を探してみると、上手い具合に証拠が残ってました。

何かあったんでしょうかねぇ?
細かいことが有ったのかもしれませんが、この程度の差だと、ミスなんじゃ・・・なんて思ったりするわけですが。
これに対しては公式コメントは全くなし。
なんだか、スタッフの意思疎通に問題があったという話もちらほら。
ミスならミスっていってくれればいいのに。
2003年3月13日
またまたオープニングが変わるとか。今度は聞いたことも無い14歳新人とのこと。

復帰→新ユニット→新人と変わっているテーマ曲ですんで、次は「素人」でしょうかねぇ(苦笑)

あと、ここでも取り上げた過度な性的表現について、興味深いものを見つけました。(こちら)

意見投稿者に傾きがあるように感じますが、いっていることは真っ当かなと。
局の回答にある『戦争が人々を破壊していく極限状況のもとでは、人は如何にもろい存在なのか』という事を表現するのに幾らでも他のものがあると思うんです。
で、これがあったのが1月末の話。『ストーリー展開に反映させるとともに』ってあんまり変わっていないあたりがなんともいえないわけですが。
それとも、予定ではもっと酷かったんでしょうかねぇ?
16話(1月18日放送)での問題のシーンが、「青少年と放送の影響」がどうのこうのというサイトで取り上げられる。
やっぱりねぇ・・・と思いましたね
“無菌状態”で成長した子どもがいいとは言いませんが、この描写は無意味だと思いますよ。
ましてや、それを午後6時に流すのは大問題だと思います。
この状態でも書いた通り、やっぱり「展開に反映」はされず、このシーンを回想したり、やけにグロテスクな戦死シーンを流したりと・・・
改善する気はあったのでしょうか?
2003年3月16日
話が変わりますが、昨日のガンダムSEED「二人だけの戦争」は、文中例にあげた「第08MS小隊」でまんま同じサブタイトルの回があった事を後調査で発見しました。
どっかで聞いたことあるなぁ〜なんて思ってたんですけど、ガンダム以外だと思ってました。
内容のどころか、ついにサブタイトルまでパクる。
内容は「オマージュ」といえなくも無いですが、これは言えないでしょう。
同名の本やCDが発売されて、内容もほぼ同じとなったら盗作以外の何者でもないですからね。
2003年4月22日
で、なんだか恒例になっているSEEDオープニングのCDについてくるカード。
今までのは、歌手自体が声優を務めたキャラが後ろに書いてあったんですが、今回は違いました。

「機動戦士ガンダムSEED」は、“音楽”とのコラボレーションを積極的に行っている

との文字の下にキラの姿。

しっかし、捉え方でここまで良く書けるもんなんだね。

実際は

「機動戦士ガンダムSEED」は、スポンサーにCDメーカーがついているので、そこの歌手をテーマ曲として使っています。

ってなもんで、もっと言い方を変えれば、

「機動戦士ガンダムSEED」のテーマ曲は販売促進のために十分に活用します

ってことじゃなかろうかと。
もっと言っちまうと


「機動戦士ガンダムSEED」のテーマ曲は、SMEが支配してます。

ってことですな。
ガンダム史上最大のペースでテーマ曲変わってますからねぇ。
今の時点で、OP3曲、ED2曲、しっかりクールが変わるときに変わってます。
(過去最大は、「ガンダムX」でOP2曲、ED3曲、しかも39話打ち切りが最高記録。)
たぶん、最低でもOPがあと1回は変わると思います。

まぁ、これが最近のアニメに付きまとう宿命ってー感じもしますけど。
中に書いた通り、プロモーションに利用したってだけですね。
正直、SEEDが無くても、プロモーションをしっかりやればそれなりに売れてたんじゃないかなぁ〜なんて思ってたり。
2003年4月25日
で、買ってきたのはプラモデル。「1/144HG ブリッツガンダム」。
今のオープニング出てこないおそらく・・・・・・な機体(笑)
ノーブランドの「フリーダムガンダム」も出てましたが、こっちはHG待ちですな。

これでようやくSEED開始時の5機のガンダムが揃いました。発表されただけであと5体のガンダムが出る予定となっております。全部HGで出るかは微妙なところかなぁ・・・
内容はぐだぐだでも、HGのプラモの出来がかなり良かったのは救いでしたね。
でも、ストライクのバリエーションの販売の仕方は悪どかったですが。
スケール問わず、ストライク本体が余ったっていう人も結構居るんじゃないでしょうか。
2003年6月23日
(月曜アニメ話「犬夜叉」部分より)
前半10分見てません。
とりあえず、アニメオリジナル要素を入れつつ原作に忠実って感じでした。
オリジナル要素にしても睡骨の過去うんぬんで、原作内容に深く干渉するものではありませんでしたし。
てか、夕方6時からのSEEDでは残酷表現全開なのに、夕方7時の犬夜叉は流血すら無しっていうのはどうなんでしょうか?
同じサンライズ製作のはずなんですけど。
こういう方針って言うのはどこで決まるのでしょうか?
日テレとTBSという局の差で決まるのか、企画制作側にゆだねられるのか・・・
ちなみに、「犬夜叉」の原作で流血シーンはかなりの数があります。
2003年8月12日
(富野氏出演のテレビ番組での発言を受けて。)
今回名言だなぁ〜って思ったのは、どこかの大学の講演で富野氏が言ったというこの言葉。

「おまえが好き勝手やる事を『才』とはみとめない!」

要は、『人とのかかわりを考えろ』っていう風にワタクシは取ったのですが、富野氏の深意は違うのかもしれません。

確かに、「自由にやる」と「好き勝手にやる」は意味が違いますからね。
「個人でやっている」ことを『才』とするのであれば、やっぱり誰かから認められる必要があるわけで、「好き勝手わがままにやっている」事を誰かが認めてくれるって言うことはほとんど無いといっていいと思うんですよね。

まぁ、このセリフを、分かる人は分かる某作品を昼メロ化した「好き勝手やる」で有名な人に聞かせてやりたい次第です(苦笑)。

もうすぐ終わるから、聞かせたところで変わらないでしょうけどね。(作品バレバレ:苦笑)
悔しいのは「某作品」が「商業的に」成功していること。
内容として一本の「作品」とみると、どう考えても並以下だと思います。
最終回までに評価が一転するようなことが起きるかもしれませんけどね。
あちらこちらで情報を得て(偏っているのかもしれませんが)、この何とも言えない内容の黒幕が見えてきたワタクシ。富野氏の話が物凄くマッチしているように感じました。
「自分の価値観=他人の価値観」と思わないことはクリエイティブな仕事には重要だと思いますよ。

最後に「商業的に成功」とありますが、「プロモーションにかけた金の割には低い」という考え方も出来るそうです。
歴代シリーズのプロモーションとその商業的利益が良く分からないので、明言は避けますが。
2003年8月4日
(またまた月曜アニメ話内「犬夜叉」より) 結局のところ、犬夜叉vs蛮骨のシーンに過去話を交えてっていう回でした。
SEED並に回想が多いなぁ〜とか一瞬思いましたが、同じ回想でも画像使いまわしじゃ無いんですよね。
まぁ、原作を補足するっていうのが目的なのかな。
原作者の目を通っているでしょうし、原作とのちぐはぐは出ないと思いますが。
回想と総集編の多さは他シリーズを圧倒するSEED。
そのせいで「回想=コマ稼ぎ」という概念が固まりかけたところに、「本来の使い方」を再確認しましたね。
「回想」は技巧として使えばいいものですが、コマ稼ぎの手段に使えば飽きてきますからね。
まぁ、1回に同じシーンを数回使ったりもしていたわけで、その意識は薄いと思いますが。
2003年8月2日
あと、おまけ。
オープニングでネタバレが有名なSEEDですが、物凄いところで大ネタバレ起こしてます。
それは、サントラの曲名。
参照先はこちら。ネタバレ自己責任でよろしくお願いします。

いやはや、なんだかんだで「ある意味伝説」を作りすぎです。
「サントラの曲名が最終回の内容そのままズバリ」というミラクルなネタバレを披露。
どう考えたってもうちょっと間接的な曲名にするべきですよねぇ・・・
2003年8月16日
さて、そういったところで本日のガンダムSEED話を。
余談ですが、量産機の名前「ストライクダガー」で検索をかけると、当サイトのSEED感想コーナーがかなり高位置で引っかかります。
すごい意外でしたねぇ・・・
この作品をいかに「メカ」で見ている人が少ないかですよね。
キャラクターならそれこそ莫大な数のサイトが引っかかると思いますけど。
2003年9月2日
コトの出所は“某アニメ”の監督インタビューがとある新聞に掲載されたこと。
ワタクシはネットをフラフラしていてスキャン画像を入手して読むことが出来ました。

と、内容に入ろうか・・・と思ったんですが、「某アニメ」じゃ話がつづかないことが発覚(オイ)。
書いちゃいます。「ガンダムSEED」の話です。

内容をワタクシ的に解釈すると、「今までのガンダムの続編に無かったのはエンターテイメント性」とぶった切り、そこから先は苦労話や製作コンセプトが連なっているだけ。

その内容が、現在放送されている内容と真反対のことしか言ってないんです。

この人にとって、「エンターテイメント性」って「回想で間伸ばしすること」と、「人の死ぬシーンをグロテスクに描くこと」なんでしょうか?

おそらく「美形キャラの多様」とか「有名声優陣の多様」とかを言いたいのかと思いますが、それはあくまでも一部の人間が望むこと。しかも、それは内容とは全く関係がありません
それを「内容のコンセプト」として語るのは明らかにおかしいと感じます。

もっと言ってしまえば、「戦争」というものを「エンターテイメント」で描くべきではないと思うんです。
「戦争」というものを軽軽しく捉えているとしか考えられません。

ほんの数行の引用でここまで突っ込めるんですが、そんな内容が延々と書かれているんです。

もう、中傷にならないように書くのが大変なぐらい。

最終回前に書くのはいけないのかもしれませんが、ワタクシが見たガンダムシリーズでは最低です。
決定的に「これは駄目だな」と思った時ですね。
これまでは「終わりよければすべてよし」と、まだ極微量の期待を捨てられないでいた部分もあったんですけどね。
この記事については、「嘘を見栄えがいいように言っている」という話も聞くぐらいです。
「番組を面白くする」嘘ならともかく、「自己弁護のための」嘘は激しく見苦しいです。

「名誉」は自分で何とかできるものではありません。その業績の後に自然についてくるものだと思うのですが。
2003年9月7日
(上記インタビューがWeb上に掲載されたのを受けて。)
この記事、鵜呑みにしないで下さいね。
ワタクシの目線でいえば、8割嘘です
はっきり言って商品展開は成功したかもしれませんが、SEED自体は成功してません

人が感情移入しやすいのは「自分に近い存在」であって、「ありえない美形のスーパーマン」にはしにくいと思うんですけど。
感情を抱くとすれば嫌悪感と憧れぐらいで、それと自分を重ね合わせるのは不可能だと思うんですが。

もう、前回も書いた通り、一文一文にしてもいいぐらい突っ込みどころ満載です。
アレをここまで美化正当化できるのはミラクルとしかいいようが無いです。
もう、完全に呆れモード。
「もう触れたくないやぁ〜」っていうのが正直なところ。


――総括――
ほとんどがぼやきになっております(苦笑)
1年間見続けても「良かった」と思えなかったのは初めてかもしれません。

反面教師として、色々考えるきっかけになったのは良かったのかもしれませんけどね。
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