PHASE-48 「怒りの日」 2003年9月13日
先週最後で放たれた「ジェネシス」により、連合軍艦隊は壊滅します。

その射線上の艦隊は、微動だにに出来ず「回避!!」「避けられません!」の応酬が行われていたというのに、艦長の口頭指示を受けてあっさり回避するドミニオン。

その機動力をなぜ他艦に応用しないんでしょうか?
アークエンジェルは「実験艦」という位置付けなんだから、技術のフィードバックが行われてもおかしくないはずなのに、そのままの2番艦しか作らないってなんかおかしいです。

ナタルの「救援に回るべき」と、アズラエルの「戦闘続行」のやり取りが行われますが、結局アズラエル論が実行されます。

そんな中、「連射出来ないのが唯一の弱点」と、またもや他シリーズからパクったオマージュしたような性能のジェネシス。2射目の準備に入ります。

主人公サイド所属のエリカ・シモンズさんに寄りますと、「ガンマ線レーザー」だそうで、その「ガンマ線」にどれほどの破壊力があるのかを調べてみました。

(ドイツGammastrahlen英gammarayから)放射性物質から放出される放射線の一つ。記号γ(ガンマ)。波長がX線の数十分の一程度の短い電磁波で、物質を透過する力が強いが、電離作用や感光作用は比較的弱い。


(お約束どおりPC付属の辞書ソフト「Bookshelf」より)

ん?
「放射性物質」を使う為に、「Nジャマーキャンセラー」が必要なのは解りますよ。
「物質を通過する力が強いが」・・・・・・って、物理的破砕が起きそうに無いんですけど。
放射能による「被曝」(放射線にさらされること)により、人間を殺傷することは出来そうですが、艦隊を破壊したり、爆風による被害を作ることは不可能な気がするのは気のせいでしょうか?

まぁ、専門書を読んだわけじゃないんで、できるのかもしれませんが。

さて、そんな状態を目の当たりにした主人公サイドの3艦隊。
今後どうするかの会議はそこそこに、各々色恋沙汰に一生懸命です。

キラ&ラクス、アスラン&カガリ、フラガ&ラミアス、ディアッカ&ミリアリアと、この4ラインが動いたわけですが、「アスラン&カガリ」以外はそういう関係になる描写が不十分でして、はっきり言って意味が希薄。
せっかく色恋沙汰を書くんだったら、その辺をしっかり書いてもらわないとね・・・
こういう話って多かれ少なかれ“人をく”訳で、それすらも書かないで「エンターテイメント性が無い」とか言うのはどうかと。

さて、内容に戻しますと、ザフト側は準備の終わったジェネシスの2射の方向を「連合軍月基地」と定めます。

阻止しようと動く主人公サイド。いつものメンツにくわえ、カガリの「ストライクルージュ」も出撃します。

それにしても「予備パーツをくみ上げた」だけで、ブラックボックスと言われたPS装甲の色を変えられるんだからすごいですな。

一方、ザラになじられた48回目にして初めてノーマルスーツを着たクルーゼも新ガンダム「プロビデンス」に乗って出撃するのでした。

んで、もう一丁調べてみました。「プロビデンス」
Providence

・摂理 神意
・摂理を表すことがら、神意の現れ


またまた、壮大な名前を・・・

それにしても、3クール目半ばに出てくるフリーダムを2クール目のオープニングで見せた(シルエットだけですが)SEEDにしては珍しく隠しとおしてましたね。

まぁ、今回は機体全景を見せない演出をしておりましたが。


と、最終回にむけてかなり慌ただしくなって参りました。
放送は後2回です。

とりあえず、サントラ曲名でネタバレした3要素、(文字色反転)フレイの死、ドミニオン撃沈、フリーダム自爆があと2回に出てくるんでしょう。

でもさ、今の時点でどう考えても前取り上げたインタビューの一片「流れを食い止めるのは組織よりも個人の力」には辿り着きそうに無いんですけど。

上記反転部の2つ目を受けて、連合とザフトがあっさり和解したら笑い話にしかなりませんよ。
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