「64DD」
「マリオアーティスト」とは!?



「64DD」とは
ゲームハード「NINTENDO64」の周辺機器の磁気ディスク装置。
発表は1996年。 大容量の書き込み領域を持つ専用のディスクを使い、ゲームソフトを発売する予定でした。
「ポケモンスタジアム」、「ゼルダの伝説」、「MOTHER3」なども発売されるはずでした。


しかし、「ソフト開発の遅れ」によりどんどんと発売が延期になっていった。

NINTENDO64の低迷、ROMカセットの大容量化、予定ソフトのカセット移行が続き、その存在意義は薄れていった。


そして、1999年、新型機「ドルフィン」(ゲームキューブの開発コード)の話が持ち上がる中、ネットワークを使ったサービス、「エンターネット」に使われると決定された。

そして1999年12月。会費制による配布が開始。 サービス名称も「ランドネット」に統一された。 会費を払う為にはクレジットカードが必要ということ、プロモーションが少なかったこと、
会員数は伸び悩むこととなった。
銀行口座振替や、1年分の会費一括払いによる店頭販売もされたが、変化はなかった。


そして、2000年10月、会員受付終了

数日後、ランドネットサービス終了が告知された。



会員数15000、1年間、短い日の目だった。

本体セットのソフトは6本、別売りソフト2本。

名作が多かっただけにざんねんだった。



「マリオアーティスト」とは
スーパーファミコンソフト「マリオペイント」の流れを受け継ぐ、「遊び」と「ツール」の両面の魅力をもつ作品。

2Dのイラストソフト、「ペイントスタジオ」
ムービー製作ソフト、「タレントスタジオ」
3Dモデル製作ソフト、「ポリゴンスタジオ」

その三本には「ペイント」で作ったイラストを「タレント」のムービーの背景に使うなどの互換があり、無限の可能性をもっていた。

そしてそれらの作品をネット上の「ネットギャラリー」にアップロードしたり、そこからダウンロードできた。

「ポリゴンスタジオ」は「1000ポリゴン」という条件があるものの、手軽に3Dモデルを作るには十分な物だった。



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