ははは・・・・・・・・・・・(嘲笑)。
もう、笑うしかないですよ。うん。
何が起こったのか。それを書くことで自分の中の切なさを癒そうと思います。
題して。
ずぶ濡れ男の鎮魂歌
うわぁ〜壮大そう(苦笑)。
本日の講義は3講目、12時55分から。
原付で行くようになってから11時55分に出発するようにしていました。
それがいつもの流れ。いつもと違うのは天気予報が雨を伝えていたこと。
―――11時20分―――
窓の外。昨夜から振り出した雨は一時的に止んだように見えた。
今日の降水確率は50%。逆にいえば「50%の確立で降らない」ってこと。
そんなプラス思考が働いていた。
公共交通機関でで行くのであればもう少し遅い時間に入りつつある現状と、交通費を出すと無一文になりそうな財布の都合で多少濡れてもいいかなぁ〜と半ばやけくそ気味になるしかないのでした。
―――11時55分―――
雨
しかし他に選択肢は無かった。
覚悟を決めてバイクにまたがり出発。
雨は勢いを増し、さすがに身の危険を感じたワタクシ。
公共交通機関で行く場合、地下鉄→バスの乗り継ぎ点の駅で原付を停止。
バスに乗り換える事を決断。
原付を自転車置き場に置いてバスターミナルに入る。
―――12時10分―――
しかし、バスの時刻表は無情の事態を示していた。
次のバスは12時50分。
講義の開始は12時55分。
バスにF-ZERO並のスピードを出して頂かないと間に合いません。
ついに選択肢は無くなった。
雨を体に受けながら、原付は大学を目指してひた走るのでした。
―――12時30分ごろ―――
大学到着。一応のウィンドブレーカーは雨を通し下のワイシャツをぬらし、ジーンズのすねは既に乾いた部分は無かった。靴の表面は水分で光っていた。
まさに生乾きの洗濯物を着ているような状態。
そんなワタクシの状態にかまいもせずに講義は続いた。
時間が過ぎるたびに濡れた服は乾き始めていたが、完全に乾いてはいなかった。
―――5時35分―――
今日の講義が終了。しかし雨は止んでいなかった。
ここから先は帰るだけ。原付を置いてバスで変えるという選択肢もあったのかもしれないが、それを選択する気は無かった。
心持ち行きより強い雨だと思っていたから。
再び決意を胸に原付のキックスターターを踏み込んだ。
いつものように軽快にエンジン音が響いた。
今考えれば、これからの事態を嘲笑っていたのかもしれない。
走っている最中の雨の強弱はほとんど感じていない。でも、雨は強くなりつつあったのかもしれない。
走っていくたびに数時間前の状態が再現されていくように私の体は水分を帯びていった。
それでも、走行距離を重ねていくしかなかった。
その中、自分の状態は「登校時終了の状態」を越えていた。
ウィンドブレーカーの袖の中にまで水が溜まっているようだった。
ジーンズは通常時の数倍の重さがあるようにまで感じた。
靴の中は既に水溜り状態。踏み込むたびに靴の中ではありえない流動感が足に伝わる。
時間が過ぎるたびに体中から急速に「乾いた部分」が失われていった。
視界は既に最悪。出来るなら信号ごとに眼鏡を拭きたかった。
しかし、その効果が数秒で終わることは明らかだった。
―――6時20分―――
ようやく家に着くことが出来た。
既に着衣水泳を終えたような状態。
無事なものはひとつもなかった。
一枚残らず着替えて、冷え切った体をストーブの前で温めた。
戦いは終わった。
雨がここまで恨めしく感じたのは初めてだったかもしれない。
ふやけた指先がその壮絶さを物語ってるようだった・・・
というのが本日の状態。
雨を甘く見ちゃダメですねぇ・・・
とにかく危ないですよ。はい。
よい子も悪い子も普通の子も、よい大人も悪い大人も普通の大人も雨のときにバイクに乗るのはやめましょうね。
身をもって経験したワタクシがいうんだから間違いない!(苦笑)
洒落にならないですよ。本当に。
・・・・・・・風邪ひかなきゃいいけど・・・・・・・